ビデオや映画に合った音楽を使用することで、作品のクオリティを大幅に向上させることができる。近年、これまでにないほどのライセンスサービスサイトが生まれており、コストも低下している。 Keyframe Audioのロイヤリティフリーサイトはかなり低価格で音楽ライセンスを提供しており、注目されている。
年間定額制
一流の音楽やアーティストを揃えた素晴らしいサイトを見つけることもできるが、すべてのコンテンツ制作者、映画制作者、あるいはゲーム開発者が最高品質の音楽を購入できるわけではない。
ライブラリの中には非常に高価なものもあり、さらに手頃な価格のものでもトラックごとに課金されるため、定期的に新しいコンテンツを公開するような場合は、結局相当な金額になる可能性がある。
Keyframe Audioでは、定額制を取っており、このような心配がない。ユーザーは年間30ユーロですべての曲をダウンロードして使用することができる。使用をキャンセルした場合でも、契約中にダウンロードした音楽を使用することができる。
これならトラック毎の支払いより気軽に音楽をダウンロードできる。特に定期的にコンテンツを制作したり、クライアントの仕事をしている場合はかなり有用だ。クライアントに音声透かし入りの暫定トラックで確認を取ったり、編集する必要は無くなる。
常に音声透かしなしでダウンロードして、いつでもそれを置き換えることができるのだ。
Webサイト
サイトは直感的で簡単に操作できる。同社のサイトでは、現在24の「プレイリスト」、またはアンビエント、フィールグッド、ワークアウト、チルアウト、トラベル、ハードロックなどのカテゴリーにトラックを分類している。各プレイリストには、プレビューしたりスクラブしたりできる多数の曲が含まれている。
Keyframe Audioのウェブサイトは非常に反応がよく、クリックすると素早くトラックが再生され、スクラブはスムースだ。他のWebサイトの中には曲をクリックするたびに10秒間バッファリングで待たされるサイトもある。時間に追われている場合は致命的だ。
Keyframe Audioでは自分のプレイリストを作成し、好きなトラックを追加したり、プロジェクトやクライアントに割り当てることができる。また、「お気に入り」に選定したり、承認のためにクライアントにリンクを送信することも可能だ。もちろん44,1 kHz/16ビットステレオWAVファイルでダウンロードできる。
Keyframe Audio の今後
Keyframe Audioの創始者であるValdi Sabev氏は、毎月約1000曲のトラックから約100トラックを選択して追加すると述べている。
同社はまた、ユーザーの要望に応じて、日本、中国、インド、ケルト、その他のジャンルの音楽のプレイリストも追加する予定。
更にKeyframe Audioは今年中にSound Effectsセクションを追加する予定だ。価格は据え置かれる。
まとめ
音楽は非常に主観的で最適なものを見つけるのが難しいが、筆者の場合は全てのカテゴリーで最適なトラックをすぐに見つけることができた。
年間30ユーロという非常に低価格なことを考えれば、定期的に音楽が必要な場合、Keyframe Audioは素晴らしい選択肢だと思われる。
将来、サンプルレートがCDの44.1kHzではなく、より放送に適した48kHzがサポートされれば、なお有用になる。
同社は継続的にウェブサイトを改善している。しかし筆者の意見として、メモを残せる機能を追加することを提案したい。これは他のどのサイトも持っていないものだ。
Keyframe Audioの使用許諾契約書はこちら。
なおcinema5Dのすべての読者のために、Keyframe Audioは30ユーロの年間利用価格から更に30%割引のクーポンコードを発行している。購入する場合は、チェックアウトプロセスでクーポンコードCINEMA5D30を使用していただきたい。