マルミがCREATIONレンズプロテクターを発表 - 防水機能を装備
レンズフィルターで有名なマルミがCP +で最新のレンズ保護フィルターCREATION Lens Protectを発表した。レンズの前部に装着するプロテクターだが、更に防水機能を付加している。
レンズプロテクターを付けるのはレンズを保護するための有用な手段だが、レンズプロテクター自体は新しいものではなく、すでに開発要素は無いように思われる。しかしマルミはCREATIONプロテクターをさらに進化させた。防水機能だ。シリコンゴムをフレーム端に装着し、雨水などが入るのを防いでいる。同社のプロテクターやフィルターは帯電防止、撥水、防汚機能を備えた独自のコーティングを行い好評だが、今回は更に防水機能を追加した。
マルミCREATIONフィルターの概要
フィルターは、レンズの保護には有用だが、画質を犠牲にしてはならない。新しいフィルターも同社の実績から考えれば、画質への影響は皆無だろう。
さて、今回新たに開発されたシリコンゴムコーティングは2つの目的がある。一つはあまり意識しないかもしれないが、他の機器を傷つけないようにすること。従来のプロテクターの外枠は金属のままなので、レンズをぶつけると、相手の機材を傷つけてしまうことがあった。CREATIONプロテクターの外枠は柔らかいラバーで覆われており、他の機材にレンズをぶつけても傷つけることがない。
もう一つは、先にも述べた通り防水機能だ。雨の中での撮影の場合など、レンズ内への水の侵入を抑える。そうは言っても、レンズ内へ水が入ってくるというのはよほどの大雨でないと起こらないと思われるのではないだろうか。しかし、ちょっとした水分でも「しみ入って」来ることがある。プロテクターを付けたままレンズを保管するユーザーは多いだろう。その場合、レンズとプロテクターの間に湿気が残っていると、カビの原因にもなるのだ。
価格と発売時期
発売時期は2019年8月を予定している。価格は未定。フィルター径により価格は異なり、一般的なフィルター径がラインアップされる予定。
ところで、レンズプロテクターは安価なものから高価なものまでさまざまなものが各社から発売されている。しかし、これは予算が許す限り高品質なものを選ぶべきだ。画質に何も影響を与えないことがレンズプロテクターの重要性で、低品質なものは余計な影響を与えてしまう。ならば付けないのが良いのだが、万一の場合は高価なレンズを傷つけてしまうことになる。やはりレンズプロテクターは必須のものだろう。
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