ジンバルが普及しつつあるが、ジンバルは重くて使いたくないと思っているユーザーも多いだろう。 GimbalGunはこれを解決するギアだ。シングルハンドジンバル用のサポートリグだが、見た目はかえって重くなる気がしないでもない。
巨大な銃のように見えるが、これは撮影機材だ。 GimbalGunは、メイン州ポートランドに住むWilliam Graham氏が考案し、形にしたものだ。彼は多くのアクセサリーをジンバルに取り付ける必要があったため、それらをうまく取り付ける機材を考えていた。
これを実現するため、彼はKickstarterキャンペーンに GimbalGunを登録した。下がそのプロモーションビデオ。
GimbalGunの機能
GimbalGun本体は軽量かつ堅牢なアルミニウム6061合金で作られている。ユニットの重量は750グラム。巨大に見えるが、これはプロトタイプ(70cm x 6cm x 6cm)で、製品は小型化される予定。 GimbalGunの主な目的は、ジンバルとアクセサリーの重量をうまくバランスさせることだ。そしてショルダーストラップで支えることができる。さらに、2つ着脱可能なハンドル、モニターマウント、およびミニ三脚が付いている。
なお、このビデオが撮られて以降、更に改良が重ねられている。新しいデザインではスリムなっており、ネジで機材を取り付ける方法もより簡単になっている。
底部には1/4 20のネジ穴が用意されておりGimbalGunにアクセサリーなどを取り付けることができる。付属するモニターマウントは高さの調整が可能で、ハンドルとしても機能する。これにより、モニタを顔に近づけて確認することもできる。
ただ、部屋の中に象がいる印象は否めない。シングルハンドジンバルの大きな利点は、小回りが利くことで、狭い場所でも撮影できることだが、GimbalGunはその利点を殺してしまっている。
GimbalGunは撮影する条件によっては有用かもしれないが、やはり大きすぎる。 もしこのシステムがもっと小型になるなら有意義だろう。
Kickstarterはクラウドファンディングサイトなので、一定のリスクがあることに注意いただきたい。