ZacutoがKameleon Micro-OLED EVFを発表
ZacutoのKameleon Micro-OLED EVFは、3月に最初に発表された。 EVFの本体には、「Powered by JTZ」という言葉が書かれているが、前回の発表記事は、このEVFをJTZ Kameleon X01Kモデルとは別のものとされていた。しかし、このパートナーシップは続いているようだ。これについてもインタビューを行った。
3月の時点では、このEVFはJTZのハードウェアが採用されており、JTZ Kameleon X01Kと非常によく似ているものだった。これについてZacuto Sales&Marketingの副社長、Mandy Rogers氏は、次のように語っている。(要約)
「Kameleonの開発にあたりJTZと提携したのは秘密ではありません…Kameleon EVF「Powered by JTZ」ですが、これはJTZ X01Kのブランド名をZacutoに変更しただけではありません。提携により、ソフトウェア機能、光学系の改良、曇り止め、その他多くの変更を加えました。当社は現在、Kameleon EVFの世界的な独占販売代理店です。」
このコメントで、このEVFが協業によって開発されたことが分かった。今回のショーでは詳細をテストする時間はなかったが、一見しただけでも Gratical Eye EVFには表示されない、歓迎すべきいくつかの追加点があった。 ZacutoのセールスマネージャーでのVirge Castillo氏は、Kameleonを次世代のGraticalと考えるべきではなく、異なる機能を持つ別のEVFと考えるべきであると述べている。 Kameleon EVFはHDMIとSDIの両方の入力を提供するので更なる柔軟性があり、3D Lutをサポートするので Gratical Eyeとは別のものだ。
またKameleonのディスプレイは、1920x1080pで、ZacutoのEVFとしては最も高いピクセル数(3103 PPI / 650万ピクセル)を持つ。その他の仕様の詳細については、こちらの記事を参照いただきたい。
Gratical Eyeのユーザーにとって、新たにKameleonを購入必要があるかと言えば、必ずしもそうではないだろう。しかし、HDMIとSDI両方の入力を必要とする場合は、購入は良い選択となるだろう。