ソニーの新しいUWP-Dワイヤレスシステムをハンズオン
ソニーは新しいUWP-Dワイヤレスマイクシリーズを発表した。UWP-Dのラインアップは既に存在しており、新しいものではない。今回の発表はPXW-Z280およびPXW-Z190ユーザーのためのアップグレードだ。
UWP-Dのマルチインターフェースシュー
UWP-Dシリーズは、取り扱いができるだけ簡単なように設計されており、RF伝送を使用し、レシーバーのNFC Syncボタンを押したままにすると、干渉を避けるために可能な限り最適な周波数が自動的にスキャンされる。レシーバーが最適な周波数を検出したら、トランスミッターをレシーバーの上に置くと、トランスミッターは自動的にレシーバーに追従してそのチャンネルを切り替える。取り扱いが簡単なので、個人や小規模の映像制作に最適なワイヤレス送信システムだ。
UWP-Dシリーズのトランスミッターは小型で、レシーバーの長さも短くなっている。レシーバーのサイズが短くなったのは、この新しいシリーズのマイクロホンがマルチインターフェースシュー(MI Shoe)と互換性があるため。このシューによりレシーバーとカメラ間のケーブルは不要となる。 24ビットのオーディオ信号は、A/D変換をバイパスして、MIシューを通してカメラで直接記録される。
ソニーPXW-Z280およびPXW-Z190ユーザーは、マイク情報(RFレベル、オーディオミュート、バッテリーの状態)を直接カメラに表示できる。カメラにMIシューが付いていない場合は、MIシューアダプタも用意されているが、マイク情報は送信されない。もちろん、レシーバは標準の3.5mmジャック出力を備えている。
価格と発売時期
シリーズは3つのキットとMIシューで構成されている。
- UWP-D21:ボディパックトランスミッター(UTX-B40)とレシーバー(URX-P40)を含む
- UWP-D22:ハンドヘルドマイク(UTX-M40)とレシーバー(URX-P40)を含む
- UWP-D26:ボディパックトランスミッター(UTX-B40)、プラグオントランスミッター(UTX-P40、48Vファンタム電源対応)、およびレシーバー(URX-P40)を含む
- SMAD-P5:ケーブルフリーのカメラ接続用のマルチインターフェース(MI)シュー
現在のところ、価格や出荷時期についての情報はない。