約1年前、DUOについての記事をリリースした。DUOは、ノートパソコンに追加するディスプレイだ。 TRIOはその後継機で、パソコン本体のディスプレイを含めて最大3面のディスプレイを使用できる。
TRIOはラップトップパソコンに1台のディスプレイを追加することができる。そしてさらに、2台のTRIOを使用すると、全部で3面のディスプレイを使うことができる。
TRIOの概要
TRIOには12.5インチのスクリーンを搭載した「TRIO」と、14インチのスクリーンを搭載した「TRIO pro」の2つのモデルが用意されている。
https://www.kickstarter.com/projects/747287659/trio-the-on-the-go-dual-and-triple-screen-laptop-monitor
TRIOは、DUEX(DUO)のユーザーフィードバックを反映して設計された。TRIOは40%エネルギー効率を高め、より軽量でよりコンパクトにすることに成功し、明るさを調整する機能も実装した。 2台のTRIOを使用すると、左右に拡張することができる。あるいは、新しく改良されたキックスタンドを使用して、TRIOの1つをポートレートモードでマウントすることもできる。
2つのTRIOディスプレイを後ろ向きにセットすると三角形を形成するので、円卓会議でのプレゼンテーションには最適だ
従来のDUEXと同じように、TRIOは4つの磁石でパソコンに固定する。ただ、ノートパソコンのヒンジに重量がかかるため、TRIOの底面がテーブルについてヒンジに重さがかからないようになっている。
主な仕様
TRIOは約680グラムで、ほとんどの13 インチから14インチのラップトップに合う12.5 インチディスプレイが付属している。14インチTRIO Proは約816グラムで、ほとんどの15インチから15.6インチラップトップに適している。どちらのユニットもUSB(USBタイプCとタイプAケーブル同梱)を介して4.5W未満の電力を消費する。また両モデルとも最大輝度300nit(cd / m 2)の1080p LCD IPSスクリーンを備えている。
ラップトップパソコンからTRIOのディスプレイ上でビデオも再生できる。ただそのためにはラップトップパソコンのeDP(ディスプレイポート)ドライバーにカスタムUSBをインストールする必要がある。 Linuxマシンの場合は、カスタムのDisplayLinkドライバーが必要だ。
Mac OS、Microsoft Windows、Android、Linux、Chrome OSがサポートされている。
価格と発売時期
TRIOのKickstarterキャンペーンは8月3日まで。スーパーアーリーバード価格は179ドル、アーリーバード価格は199ドルだ。プロバージョンはスーパーアーリーバード価格が199ドル、アーリーバード価格は219ドルとなっている。すべてのバージョンには、スリーブ、スタンド、前述のUSBケーブルと磁石が付属している。
TRIOは、2020年1月に出荷予定。ただしKickstarterキャンペーンはクラウドファンディングプラットフォームなので一定のリスクがあることは承知しておいていただきたい。
前回のキャンペーンは大成功を収めたが、Mobile PixelsはIndiegogoキャンペーンでDUEXユニットの2回目の出荷遅延を発表した。これは、ICチップが生産終了になったことが原因で、別のチップを再調達して回路基板を再設計する必要があったためだ。大きな問題ではないが、こうしたことがキャンペーン中に発生する可能性はある。
他の方法
MacBookとiPadの両方を所有している場合は、Duet appを使用してiPadをセカンドスクリーンとして使用することもできる。Duetアプリはデスクトップを高画質で遅滞なくiPadに拡張できる。今後のiOS 13では、同じ機能がサイドカーという名前でOSに組み込まれている。
リンク:Mobile Pixels | Kickstarter