SteadicamがM-2を発表した。同社のVoltテクノロジーを搭載している。モジュール式を導入し、これまでで最も柔軟な構成変更ができるステディカムで、価格も競争力がある。
Steadicam M-2は、M-1ほどの積載荷重を必要としないユーザー向けで、軽量になっている。新しいSteadicam M-2の特徴は、Voltテクノロジーを統合していること。ただし、これが唯一の進化ではない。
M-2はM-1の後継ではなく、ラインアップを補完する位置付け。またM-2は軽量だが、M-1の多くの機能を継承している。さらに、M-2のコンポーネントの多くはM-1と共通で交換可能だ。
Steadicam Voltテクノロジーを搭載
Steadicam Voltテクノロジーは、ジンバルにジャイロセンサーと強力なブラシレスモーターを使用している。これは水平を維持するのに貢献し、必要に応じて傾斜やロール角度を保持する。また風や加速の影響を防ぐ役割もある。ボタンを押すことでVoltを接続したり解除することができる。
Voltエレクトロニクスを統合することで、Steadicam M-2は軽量でシンプルになっている。また、トップステージとジンバルの距離を短くすることもできる。これにより、なめらかでシンプルな構成になっている。
カスタマイズ可能な M-2 Sled
Steadicam M-2は、M-1のスレッドをベースにして、これまでで最も容易に設定変更が可能なモジュール式を採用している。カーボンファイバーポストはさまざまなサイズが入手可能で、新しいクイックリリースモニターマウントは業界標準の60mmロッドを使用している。
スレッドは、Vマウントまたはゴールドマウントのバッテリープレートを装着できる。さらに、ホットスワップ対応の3番目のバッテリーマウントも用意されている。トップステージは、Voltシステムの着脱が可能だ。
Steadicam M-2の主な機能
Steadicam M-2の主な機能は以下の通り。
Stage
- 最小高さプロファイル用に最適化された新しいステージデザインを採用。これにより、ジンバルをレンズの中心にできるだけ近づけることができる
- チルトステージまたは固定ステージとして使用可能(チルトはプラスとマイナスの両方向可能)
- ステージに Steadicam Voltコントロールボードを組み込み可能
- 軽量
- 複数のビデオ入力とPタップを含む電源コンセントを用意
Post
- カーボンファイバー製2ステージポスト
- プラグアンドプレイ
Gimbal
- 統合型Voltパンエンコーダ
Monitor Mount
- 多用途で調整可能なモニター位置
- 60mmセンターを使用した軽量設計
- ユニバーサルモニターマウント
Base
- 軽量
- 複数の電源とビデオ接続を用意
- 12ボルトパラレルと24ボルトシリーズのデュアルバッテリーホルダー
- ホットスワップ機能
- 60mmセンターベースのサポートバー
- 付属品を取り付けるためのオプション
詳しくはSteadicam M-2のWebページを参照いただきたい。