SmallHDが4K HDRモニターを2シリーズ発表
SmallHDは、プロフェッショナルグレードのリファレンスモニター、「シネシリーズ」と「ビジョンシリーズ」の2つの新しいラインアップを発表した。これらはすべて4K解像度を持つ。どちらのラインアップにも、13、17、24インチが用意され、100%DCI P3 Coloraturas、HDR、デイライトビュー機能などが搭載されている。
2つの新しいラインアップは同じサイズ、シャーシ、解像度を共有している。すべて4k解像度と4系統の独立した12G SDI入力を持つ。またフロントパネルの左下にコントロール部がある。同社は「Small4K」モニターと呼んでいるが、これはマーケティング上のギャグで、会社名はSmallHDで変わりはない。なお同社はVitec Groupの傘下にある。
Vision シリーズ
Visionシリーズは、比較的小規模な撮影やポストプロダクションスタジオを対象としている。 「TrueHDR」と1000000:1のコントラスト比、および114%DCI P3に準拠し、最高レベルのグレーディングをはじめ、多くの用途に適している。Vision シリーズは広い色空間に加えて、SmallHD独自のゾーン調光技術を備えており、部分調光用に2000以上のゾーンがある。
主な仕様は次のとおり。
- TrueHDR による1000000:1のコントラスト
- 2000以上のローカル調光ゾーン
- 114%DCI P3準拠
- 4系統の 12G-SDI入力
- 13、17、および24インチのサイズ
Cine シリーズ
前述のように、Cineシリーズも同じサイズ、シャーシ、露出ツール、4系統の12G SDI入力を備えている。しかし、Visionシリーズと異なり、Cineシリーズは1000-2500 nitsの明るさを誇り、太陽光下でも高い視認性がある。これは、色空間をわずかに損なうが、「唯一」100%DCI P3に準拠している。主要な仕様は次のとおり。
- 1000-2500 nitディスプレイ
- 100%DCI P3準拠
- 4系統 12G-SDI入力
- 13、17、および24インチのサイズ
これらの新しいモニターは、プロ指向のプロファイルにより、モニター性能を格段に向上させている。なお、価格と発売時期についての情報はまだ発表されていない。