パナソニックS1Hは映像撮影を意識して作られた有用なカメラだが、NetflixはこのS1HをNetflix 4Kオリジナルコンテンツを撮影する初のミラーレスカメラとして承認した。 (S1Hの詳細記事はこちら)。
Netflixの承認
Netflixは、パナソニックのS1HをNetflix 4Kオリジナルコンテンツの撮影を行えるカメラとして承認した。つまり、S1Hは、Netflixが要求する高品質の番組を撮影するのに十分な品質を提供できる最初のミラーレスカメラであることを意味している。さらに重要なのは、外部のビデオレコーダーを使用せずに内部で記録できることだ。
上記のとおりNetflixでは、フルフレームセンサーまたはS35mmモードを使用して、4K DCIまたはUHDで撮影することを推奨している。また、400 Mbpsで4:2:2 10ビットALL-Iコーデックを使用して、V-Logピクチャプロファイルで撮影する必要がある。
Netflixが承認しているカメラのほとんどは、 ARRI ALEXA LF、REDカメラ、キヤノン C500 / C700などハイエンドシネマカメラだ。(完全なリストはこちら)。これらのシネマカメラは、独自のメディア、CFexpress / CFastカードなどの高速メモリカード、またはハイエンドビデオレコーダーに映像を記録する。これに対しS1Hは、同社のEVA-1などと同様、手頃な価格のUHS-II SDカードを使用する。
唯一の制限は、4K DCI / UHDで最大60fpsのスローモーション記録だ。 「高速モード」で撮影する場合は、S1HのHDMI出力を4:2:2 10ビットで記録できる外部レコーダーで記録する必要がある。
今回のNetflixの承認は、Netflixにコンテンツを販売したいが予算がない映像クリエーターに道を開くものとなるだろう。また、S1Hは、高価なシネマカメラのBカメラや、さらにはクラッシュカメラにもなり得るだろう。
関連商品
フジヤエービックのショップサイト
Panasonic DC-S1H-K
Panasonic DC-S1-K