Nyriusは、手頃な価格のワイヤレスHDビデオトランスミッター/レシーバー、ARIES Pro +を発売した。 1080p解像度のビデオ信号を、最大約50m離れた場所からテレビ、プロジェクターなどに送信できる。遅延は1ミリ秒未満。 ARIES Pro +は現在299ドルで入手できる。
最近、手頃な価格のワイヤレスビデオ伝送システムが、多くのメーカーから発売されている。 例えば、Accsoon CineEyeやVaxis ATOM 500などが良い例だ。Nyriusもその一つで、ARIES Pro +を発売した。今回リリースされたARIES Pro +は、ワイヤレスビデオストリーミングデバイスARIES Proの後継機にあたる。
Nyriusの製品はカメラでの使用を意図したものではなく、主にテレビやプロジェクターなどのディスプレイへのビデオ伝送をターゲットにしているが、もちろんカメラからの伝送も可能で、価格も魅力的だ。ただし、主にAC電源で使用するため、モバイルで使用する場合は電源供給を考慮する必要がある。
主な特徴
ARIES Pro +は見通しの良い環境で最大約50mの範囲でビデオ信号を送信できる。 4.9〜5.9GHzの送信周波数を使用し、障害物(壁など)を貫通できるが、障害物がある環境では当然伝送距離は大幅に低下する。 ARIES Pro +は、他のWi-FiまたはBluetoothデバイスからの干渉にも影響されにくい。
入力はHDMIケーブルで接続するため、ノートパソコンやカメラなどHDMI出力ポートを備えた機器からビデオ信号を入力できる。 Nyriusは、ARIES Pro +の遅延は1ミリ秒未満であり、実質的にゼロレイテンシーと見なすことができると述べている。
対応する解像度は最大1080p。フレームレートに関する情報は現在のところ発表されていないが、おそらく30fpsだろう。トランスミッターとレシーバーの両方にミニUSBポートがあり、ここから給電する。USB電源ケーブルと電源アダプターが同梱されている。
主な仕様
- システム要件:HDMIポートを持つラップトップパソコンやデスクトップパソコン(ディスプレイケーブルは含まれない)
- インターフェイス:HDMI、ミニUSB(電源のみ)
- 環境要件:動作温度0°〜40°C、保管温度-10℃〜+ 55°C、相対湿度:15〜80%
- 電源入力:レシーバー:100-240VAC / 50-60Hz(アダプター)、トランスミッター:USB
- 出力:レシーバー:5VDC、2A、トランスミッター:5VDC、1A
- ビデオ形式:TV:1080p、1080i、720p、576p、480p、PC:1024×768、1280×1024、640×480、800×600
- オーディオ形式:非圧縮7.1 PCM、DTS、ドルビーデジタルサラウンドサウンド
- テレビの互換性:HDMIポートを持つ3Dテレビを含む高解像度テレビ
- ワイヤレス範囲:最大約50m
- 送信周波数:動的周波数選択(DFS)で4.9〜5.9GHz
- 周波数安定性:AFS(自動周波数選択)
- 帯域幅:40Mhz
- 標準プロトコル:HDMI 1.3、HDCP 1.2
- システム遅延:≤1ms
- チャンネル:1 RX / 1 TX
- トランスミッター寸法:3.4 x 1.3インチ
- レシーバーの寸法:3.7 x 3.8 x 1.1インチ
- アダプターの互換性:デジタル-アナログアダプターは推奨しない。 HDMIからminiHDMI / microHDMIアダプターは互換性がある。
価格と発売時期
Nyrius ARIES Pro +は現在299ドルで販売されているが、現時点ではNyriusのWebサイトでのみ購入可能。現在は25ドルの割引がある。 30日間の試用期間が設定されおり、返品もできる。