LumaFusion 2.3はFrame.io統合する。
これにより、複数のクリップを簡単に操作でき、ワークフローの効率化が図れる。
LumaFusionは間違いなく、これまでで最も洗練された、iPadで動作するNLEだ。 ソフトウェアやユーザーインターフェースは、プロフェッショナルなビデオ編集において制限が少ない。 今回のLumaFusion 2.3のアップデートでは、タイムラインから直接複数のクリップを選択する各種の方法が追加されている。 LumaFusion 2.3がFrame.ioと統合され、ネイティブにインポートできない形式のメディアファイルから、iOSおよびiPadOS互換のプロキシを作成できるようになった。 また、LumaFusionは、デスクトップNLEにインポートするために、元の互換性のないメディアを参照するfcpxmlをエクスポートできる。
もちろんこれだけではない。Frame.ioには、ライブラリ内のframe.ioメディアを参照し、LumaFusionのプロジェクトのメモやコメントを他のユーザーと共有する機能が備わっているため、タイムラインで直接利用できる。
LumaFusion 2.3 マルチセレクト機能
- タイムラインナビゲーターのハンドルで範囲を選択
- タイムラインでなげなわ選択
- 個々のクリップをタップして、選択から追加および削除
- タイムラインで複数のクリップをドラッグ
LumaFusion 2.3 切り取り/コピー/貼り付け
- プロジェクト内およびプロジェクト間での切り取り、コピー、貼り付け
- 1つのクリップから選択した多数のクリップに属性をコピー
- 複数のクリップのプリセット(トランジション、タイトル、エフェクト)を変更
LumaFusion 2.3と Frame.io 統合
- ライブラリ内のFrame.ioメディアを閲覧
- 独自のFrame.ioコメントをLumaFusionで直接表示、返信、追加
- Frame.ioメディアをタイムラインにドラッグアンドドロップ
- LumaFusionでレンダリングされたプロジェクトをコメント付きでFrame.ioにアップロードし、LumaFusionタイムラインで直接返信を受け取る
- コメントをオフラインで追加すると、Frame.ioに接続したときにコメントが自動的に同期される
iPadでのプロフェッショナルビデオ編集
LumaFusionはFrame.ioとの統合により、iPadおよびiPhoneにプロフェッショナルなビデオ編集機能を提供する。
iPhoneやiPadでのモバイル編集には多くの関心が寄せられている。ハードウェアは、複雑なビデオ処理能力を持ち、fcpxmlでの大まかなカット編集や、カット、ミックスなどをともなった編集済みのものもオンラインで処理できる。 LumaFusionは、iPadでプロフェッショナルな編集が可能になる。
もちろん、コーデックとフォーマットの制限はある。 Apple ProResがiPhoneとiPadでサポートされたので、処理能力とオンボードストレージ容量もそれに伴って必要になる。Frame.ioを使用すると、互換性のないファイルの高解像度、高品質のモバイル互換プロキシを生成するソリューションが可能になる。
今後iPadやiPhone向けのプロレベルのモバイルFCPXを目にする可能性が高くなってくるだろう。Appleがモバイルビデオ編集をどこまで進めるか興味深いところだ。今のところ、LumaFusionはこの分野の最先端とkンが得られる。