Vazenは、手頃な価格のフルフレームフォーマット用アナモルフィックレンズVazen 85mm T2.8 1.8Xを発表した。 Vazen 85mm T2.8 1.8Xは、交換可能なPL / EFマウントを備えた3つのレンズセットの最初のもの。
Vazenとは
Vazenは中国を拠点とするメーカーで、レンタルではなく購入できる価格のマイクロフォーサーズアナモルフィックレンズのトリオを発表した。
3本(28mmと40mmは既に発売されており、65mmは未発売)のフルフレームレンズがラインアップされている。
Vazenはマイクロフォーサーズ同様に、3本のアナモフィックレンズを発表したが、85mm T2.8 1.8Xはその最初のもの。
85mm T2.8 1.8Xの主な特徴
Vazen 85mm T2.8 1.8X Anamorphicが最初に発売されたが、今後55mmと105mmも発売が予定されている。
Vazen 85mmはコンパクトなデザインで、長さは17.5cm、重さは1.49kg。
同様のアナモフィックレンズと比較して、Orion 80mmは21cm/2.7kgだ。また、P + S Technik Kowa 75mmは203cm / 1.2kgで更に大きい。
正面の直径は業界標準の95mmで、フィルター径は、86mm。
レンズマウントはPLとCanon EFの交換が可能。 Vazenは、「両方のマウントが同梱されている」と述べており、マウントはユーザーが交換できるようだ。
Vazen 85mmはアルミニウム製で、0.8 modのシネギアを備えた絞りリングとフォーカスリングを備えている。
Vazen Micro Four Thirdsのアナモルフィックレンズは幅と長さがさまざまだが、これらは統一されることが望まれる。
フォーマットとアスペクト比
Vazen 85mmは、フルフレームセンサーまで対応する。 8KHDのMonstro 8KとARRI LF Open Gateは、ケラレのない互換性のあるフォーマットとされている。
85mmは、super35mmでおよそ135mmに相当する。
1.8倍のスクイーズは2.0倍に近く、アナモフィックレンズの業界標準として多くの人が習得しているものだ。
4:3センサーで2.39:1を生成するように設計されている。
これは16:9で機能し、画像は単に引き伸ばされる。これは現状のまま超アスペクト比(3:1)とするか、トリミングして2.39:1のより標準的なものとするかの2通りの方法がある。以下はその例。
Vazen 85mmのルック
実際に画を見ないで、このレンズのルックについてコメントすることはできないので、 Vazenの説明を要約する。
「Vazen 85mm T2.8 1.8Xアナモフィックレンズは、非常に滑らかな楕円形のボケ、特徴的なブルーを生成し、水平方向のフレアとワイドスクリーンの映画のようなルックを提供する。レンズは、ワイドオープンでも優れたシャープネスを実現する。これは、同様のスクイーズ比を持つ他のPL / EFアナモフィックレンズでは見られないものだ。」
これは同社のプロモーションビデオ。
主な仕様
最短合焦距離に注意いただきたい。アナモフィックレンズは、これまでかなりの距離を必要とした。 Diopter Close Upフィルターの使用は必須であり、Vazen 85mmも例外ではない。 1.15mmは、おそらく同じクラスのレンズよりも少し長い。
ターゲットユーザー
PRではこのレンズの小型軽量を謳っており、ジンバルでの使用も提案している。
価格から見ると、このレンズはレンタル会社よりもオーナーオペレーターをターゲットにしているように見える。
価格と発売時期
発送は8月下旬の予定。米国での価格は8000ドル。
85mmユーザーに対しては割引が予定されており、他の2つの焦点距離のレンズがリリースされたときに利用できる。