ブラックマジックデザインは、ATEMビデオスイッチャーコントロールソフトウェアバージョン8.5.1をリリースした。
いつものように、いくつかのバグ修正と、ソフトウェアのパフォーマンスと安定性を向上させている。
なお、すべてのATEMMiniではモニターと入力の接続性を改善している。これにより、より多くのHDMIソースとモニターがサポートされているが、それに関する情報はない。
ボタンの明るさ
筆者を含めユーザーは、ATEM Miniのキーのバックライトが明るすぎると感じている。明るい環境で使う場合は問題ないが、暗いところで操作する可能性は高く、そのような状況ではボタンは明るすぎる。 ATEMソフトウェアの新しい設定では、バックライトを暗くして見やすくすることができる。
なお、キーの輝度設定は、コントロールソフトウェアではなく、ATEMセットアップソフトウェアにある。
不揮発性メモリ
「ATEM Mini Pro」および「ATEM MiniPro ISO」では、ATEMソフトウェア8.5.1アップデートではもう1つの非常に便利な機能がある。以前は、スイッチャーの電源が切れたり、夜間に電源が切れた場合、メモリにロードされているすべての静止画が失われてしまった。アップデート後では、ロードされたすべての静止画は記憶されたままになっている。
新しいファームウェアは無料でダウンロードできる。パソコンに新しいコントロールソフトウェアをインストールした後、スイッチャーのファームウェアもアップデートする。付属の「ATEMセットアップ」ソフトウェアを実行しながら、USB-C経由でスイッチャーを接続することでこれを行うことができる。または、スイッチャーがパソコンと同じネットワークに接続されている場合は「ATEMセットアップ」を実行することでも可能。