NANLITEは、バラストを必要としない新しい200W LEDライトFS-200を発売した。色温度は5600K、CRIは96、TLCIは98。BowensMountが内蔵されており、Bluetoothで制御でき、11種類のエフェクトが搭載されている。
NANLITEは、2020年6月にForza 200を発表した。これは、200Wの照明器具で、COB照明チップが搭載されていますが、かなり大きなバラストが必要となる。一方FS-200は新しい光源技術を使用しており、コンパクトにまとめられている。
主な特徴
FS-200は、200Wの昼光専用(5600K)LEDライトだ。出力に関しては、同社はリフレクター付きで1メートルで29380ルクス、またはリフレクターなしで7852ルクスの明るさとなっている。これはかなり印象的な数値だ。もちろん、本体から、あるいはオプションのBluetoothコントローラーで、0から100%まで調光できる。
なお、Aputure LS c120dIIの最大出力はリフレクターなしで1mで7000ルクス、Forza200はリフレクターなしで9213ルクス、リフレクターありで1mで37540ルクスで、Forza200はFS-200に比べわずかに明るい。
FS-200では他の「従来の」器具のような単一のCOBではなく、より小さなLEDが配列されているす。 NANLITEは、光は「超高輝度であると同時に均一で柔らかい」と述べている。
同社によれば、FS-200のCRIは96、TLCIは98。標準のBowensマウントを持ち、既存のライトモディファイアが使用できる。
Forza 200と同様に、FS-200はライトの下部にファンを内蔵している。
FS-200の背面には、小さなLCDがあり、下には2つのつまみがある。ひとつは光量調整用、もう一つはメニュー用に使用される。またFS-200には、パルス、ストーム、テレビ、パパラッチ、溶接など、11のエフェクトが搭載されている。なお、ファームウェア更新用にLCDの横にUSBポートがある。
FS-200とForza 200
FS-200とForza 200の主な違いは、FS-200は外部バラストを必要としないことだ。電源コネクタをコンセントに差し込むだけで使用できる。
FS-200は、重さが3.08Kg、大きさは306x 232 x 123mmとかなりコンパクトだ。ライトケースに複数のFS-200とライトスタンドを入れて持ち運ぶことができる。 Forza200ではこれは難しい。
ただし、FS-200のForza200に対する欠点は、バッテリーで電力を供給できないこと、わずかに出力が劣ること、DMXを介して制御できないことが挙げられる。インタビューなどで、一人や少人数で撮影する場合は、コンパクトなFS-200が便利だ。
PJ-FZ60プロジェクションアタッチメント
NANLITEは、FS-200に加えて、Forza 60 / 60B用のPJ-FZ60プロジェクションアタッチメントも発表した。このライトモディファイアは、標準のBowensマウントを備えておらず、Forza 60 / 60Bとのみ互換性がある。
PJ-FZ60は、色収差をなくし、色温度の精度を維持するため、非球面レンズを備えたレンズ構成を持つ。19°または36°のレンズが付属しており、 PJ-FZ60の下にある小さなネジで、必要に応じて使用できる。
このプロジェクションアタッチメントは、まだ発売されていないAputure のLS60DおよびLS60X用のSpotlight MiniZoomを連想させるものだ。
PJ-FZ60には、4つのライトカッターが組み込まれている。オプションで18ブレード絞りも利用でき、光出力を非常に正確に制御できる。
PJ-FZ60には、レンズ、4つのGOBO、GOBOフレーム、ジェルフレーム、キャリングバッグ、ユーザーマニュアルが付属している。
価格と発売時期
NANLITE FS-200は現在、369ドルと手頃な価格で発売されている。 PJ-FZ60は299ドル。
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