FEELWORLDは手頃な価格のカメラモニターを専門とする中国のメーカーだが、今回、同社最初のビデオミキサー/スイッチャー、LIVEPROL1を発売した。このスイッチャーには、4系統のHDMI入力、1系統のHDMIプログラム出力、3.5mmマイク入力、ヘッドフォン出力、デバイスを制御用の1系統のLANコネクタ、およびライブストリーミングアプリケーション用の1系統のUSB3.0ポートが搭載されている。
2020年はライブストリーミングの年だったと言える。状況が徐々に改善している国もあるが、インターネットでのライブイベントや製品発表は増加している。
一方、映像クリエーターはライブストリームイベントの設定や撮影、ライブストリーミングの仕事が増えている。ビジネスは徐々に正常に戻っているので、これは素晴らしいことだが、ライブビデオスイッチャー/ミキサーまで使用するケースは少なかった。LIVEPRO L1のような手頃な価格の製品がリリースされたことにより、今後普及していくだろう。
入出力ポート
FEELWORLD LIVEPRO L1は、大きさ185 x 110 x 39mm、重量648gのコンパクトスイッチャーだ。以下のような入力/出力ポートがある。
- 最大1080/60pの解像度に対応する4系統のHDMI1.3入力ポートと1系統のHDMI出力ポート
- 1系統の3.5mmマイク入力と1系統の3.5mmヘッドフォン出力
- 1系統のUSB3.0出力がパソコンに接続され(Webカメラとして認識される)、出力フィードをソーシャルメディアに直接ライブストリーミングしたり、1080/60pの解像度で記録したりできる。
- LIVEPROL1の制御とセットアップを可能にするLANコネクタ。
- デバイスの右側に1つの1/4″ -20取り付けポイントがあるため、三脚やマジックアームに取り付けることができる
このように、ライブストリーミング配信を行うために必要なすべてのコネクタが用意されている。 LIVEPRO L1はOBS、AMCap、ECap、Potplayer、Tencent conference、Yealink、Youtube、Facebook、Zoom、TikTokなどと互換性がある。
操作性
LIVEPROL1の背面にある12V / 1.5A電源アダプターを接続すると、2インチのオンボードTFTディスプレイが起動する。この小さなディスプレイを使用して、すべてのカメラフィードをプレビューできる。これはこのスイッチャーの大きな利点だ。
フロントパネルはわかりやすく、ボタンは最小限に抑えられている。
- 入力ソースを切り替えるための4つのラベル付きボタン。
- プログラム出力のゲインを調整するための左側のボリュームノブ。
- その横にある1つのエフェクトボタン。14のトランジションと9つのピクチャーインピクチャー(PiP)設定から選択できる。
- セットアップボタンとクリック付きロータリーノブ。
- 最後に、2つのソースを切り替えるためのTバーがある。Tバーの両側に小さなLEDがあり、どちらがオンエアされているかを表示する。
FEELWORLDは、スマートフォンとアプリを介してLIVEPRO L1を制御できると述べているが、それに関する詳細情報は発表されていない。
価格と発売時期
LIVEPROL1はAmazonで39,578円で販売されている。ブラックマジックデザイのATEM Miniと近い価格で、同様の機能を備えているが、ATEM Miniにはディスプレイは無い。
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