Samsung(サムスン)はGalaxy S21 Ultraを発売した。合計5台のカメラを搭載し、 12メガピクセルウルトラワイド、108メガピクセルワイド、2台の10メガピクセル望遠カメラ、40メガピクセルセルフィーカメラを搭載している。これらのカメラはすべて最大60fpsで4KUHDビデオで撮影でき、メインの108メガピクセルカメラはさらに8K /24fpsで記録できる。またその他にも、ディレクターズビュー、ナイトモード、8Kビデオスナップなどの機能も搭載されている。
最近行われた同社のオンラインイベントで、GalaxyスマートフォンS21ラインナップが発表されたが、最上位モデルはGalaxyS21 Ultraだ。このスマートフォンはとくに注目に値する。
Galaxy S21 Ultra
S21 Ultraは、スマートフォンの背面にあるカメラバンプの新しいデザインを特徴としており、他の部分よりも厚くなっている。個人的には、これくらい厚くして、そこに大容量のバッテリーを埋め込んでほしいとも思う。
6.8インチAMOLEDディスプレイは、10〜120Hzのリフレッシュレートと1,500nitのピーク輝度を備えている。本体のサイズは75.6x 165.1 x 8.9mm、重さは229gで、IP68規格に準拠した防湿および防塵性能を持つ。バッテリーの容量は5.000mAhで、25Wの急速充電または15Wのワイヤレス充電が可能。カラーバリエーションは、ファントムブラックとファントムシルバーの2色が用意されている。
ヘッドフォンジャックがないが、SDカードスロットもなく、128GB、256GB、または512GBの内部ストレージが選択できる。 512GBバージョンには16GBのRAMが搭載されており、他は12GBとなっている。ほとんどの地域向けは、新しい5nm Snapdragon 888プロセッサが搭載されているが、他の地域では新しいSamsung Exynosプロセッサが搭載されている。
5個のカメラを搭載
2015年に16個のカメラを搭載したLight L16が発表されたが、2017年に出荷を開始したとき、折りたたみ望遠レンズの技術がやがてスマートフォンに浸透すると書いた。多くの最新のスマートフォン、特にこのS21 Ultraを使用してみて、背面に多くのカメラを備えたデバイスのトレンドが感じられる。
Galaxy S21 Ultraには、背面に4個、前面に1個の自撮りカメラがあり、合計5個のカメラが搭載されている。
- f / 2.2レンズ、120°FOV、スーパースピードデュアルピクセルAFを備えた12メガピクセルウルトラワイドカメラ
- f / 1.8レンズ、83°FOV、レーザーオートフォーカス(PDAF)、および光学手振れ補正を備えた108メガピクセルメインワイドカメラ。センサーのサイズは1 / 1.33インチ。 サムスンによると、低照度でのパフォーマンスを向上させるために、センサーは9ピクセル(3×3)を結合して、よりクリーンな12メガピクセの写真を撮影できる。
- 2台の10メガピクセル望遠カメラ–望遠系は2個のカメラを使用する。 1つはf / 2.4レンズを備えた3倍ズームカメラ(35°FOV)で、もう1つはf / 4.9二重折り畳み(ペリスコープ)レンズを備えた新しい10倍ズームカメラ(10°FOV)だ。新しい10倍ズームレンズは、光学ズームとデジタルズームの組み合わせで100倍スペースズームが可能。ズームロック機能は、ズームモードで手振れ補正できる。
- f / 2.2レンズ、80°FOV、位相検出AF(PDAF)を備えた40メガピクセルセルフィーカメラ。
メインの108メガピクセルカメラのみ8Kビデオ(7680×4320)を記録できるが、これも24fpsのみに制限されている。なお4KUHD(3840×2160)/60fpsはすべてのサムスンスマートフォンカメラで利用できる。ただし残念ながら、iPhone 12Proのような10ビットモードは用意されていない。 なお8Kビデオクリップから33メガピクセルの静止画を取り出すことができる。
もう1つの興味深い機能は新しいナイトモードで、一連の写真を撮り、それらを重ねて1枚の明るい写真にし、ノイズを減らすことができる。最後に、Director’s Viewを使用すると、すべてのカメラからの画像を同時に表示して、適切な画角を選択できる。
価格と発売時期
Galaxy S21 Ultraはまもなく発売予定で、価格は1,299ドルからとされている。