OCTOPUS CAMERA LFは、SDI出力、LEMO電源コネクタ、Wi-Fi、USB-C Thunderbolt 3、HDMIポートを備えたモジュール構造が特徴のカメラだが、今回のアップグレードで、8Kグローバルシャッターセンサーを搭載し、オーバーサンプリング4K/14ビットCinemaDNGを内部CFastカードに、または8K RAWを外部SSDに記録できるようになった。
CTOPUS CINEMAは英国を拠点とするメーカーで、同社が開発したプロトタイプカメラOCTOPUS CAMERAは、モジュラーデザインでアップグレード可能な部品で構成されるオープンプラットフォームとして設計されている。カメラはイメージセンサーの交換も可能で、モノクロバージョンとカラーバージョンの両方でさまざまなサイズのイメージセンサーモジュールを組み込むことができる。
2020年4月、OCTOPUS CINEMAがマイクロフォーサーズカラーセンサーバージョンのサンプル映像をリリースし、またUSB経由でデジタルオーディオ入力をサポートすることを発表したときの記事も参照いただきたい。
LFの量産バージョン
それ以来、OCTOPUS CINEMAは、InstagramでOCTOPUS CAMERA LFの最終的なデザインを発表している。 “LF”はラージフォーマットの略だが、フルサイズセンサーを搭載したモデルで、接続に関しては、SDI出力、LEMO電源コネクタ、Wi-Fi、RJ45 LANコネクタ、USB-C Thunderbolt3およびHDMIポートを備えている。後者の2つのポートには、カメラにケーブルを固定するためのロックネジも付いている。
さらにカメラ本体は、温度管理と、ねじれ防止穴を備えた複数の1/4 “-20ネジを備えていると考えられている。 OCTOPUS CAMERA LFには、着脱可能なキヤノンEFレンズマウントが搭載されているが、将来的にはPLやLPLレンズマウントにも対応するだろう。
フルフレーム8Kを超えるグローバルシャッターセンサー
2021年1月27日に投稿された最新のアップデートでは、OCTOPUS CINEMAがOCTOPUS CAMERA LFセンサーをフルフレームよりもさらに大きい8Kグローバルシャッターセンサーにアップグレードしたと発表している。 RAWオーバーサンプリングアルゴリズムを使用すると、ロスレスの14ビット4K Cinema DNGビデオをCFastカードに内部記録することができる。OCTOPUS CINEMAは、ディテール、グラデーション、ラティチュードは、他のグローバルシャッターセンサーのカメラより優れていると述べている。
OCTOPUS CINEMAによると、このカメラは、フルフレームセンサーの8KビデオをロスレスRAWで外部のThunderbolt SSDに記録できる。サンプル映像と静止画はまもなく公開される予定とのこと。この8Kバージョンが5Kフルフレームバージョンと共存するかどうかは現在不明。
価格と発売時期
OCTOPUS CAMERAの発売日と価格についてはまだ発表されていない。当初、カメラは2020年夏に出荷される予定だったが、COVID-19で遅れたのかもしれない。 OCTOPUS CINEMAのWebページには、「2021年に登場」と記載されているが、これ以上の情報は無い。
OCTOPUS CAMERA のサイトは こちら