ACASISは、高速M.2 SSD用のSSDエンクロージャーだが、イーサネット、HDMI、 SDカードリーダー、USBポート、オーディオI / Oとしても機能する。
ACASISはKickstarterプロジェクトで、会社は2010年に設立され、これは同社の最初の製品となる。これは基本的にUSB-Cを介してSSDドライブをコンピューターに接続するためのアルミ削り出しのM.2SSDエンクロージャー(Thunderboltは非搭載)だが、USB-Cハブでもある。ポケットサイズの多機能SSDデバイスだ。
ACASISとは
最近のノートパソコンはますます小型軽量になっており、M.2SSDは通常内蔵ドライブとして使用されている。これらのドライブは非常に高速だが、コンピューター内で使用することを目的としているため、通常はベアボーンユニットとして提供される。そのため、外部で使うにはデータ転送インターフェイスを備えた何らかのエンクロージャーが必要となる。
ACASISは、22×30、22×42、22×60からフルサイズの22×80M.2まで、あらゆるM.2SSDを収納できるM.2 NVMe / SATAトレイだ。必要に応じて、最大8TBの容量まで対応する。
ACASISは、USB-C 3.1 Gen 2を介してホストのパソコンやタブレットに接続し、最大1000MB /秒の転送速度が得られる。もちろん、これは理論上の値だが、このようなポケットサイズのデバイスとしては非常に高速だ。ACASISには次のポートがある。
- USB 3.0(5 Gbps)
- 2x USB 3.1 Gen 2(10 Gbps)
- USB-C 3.1(10 Gbps)
- オーディオ入力/出力コンボ(3.5mm)
- SD / TF(SD、SDHC、SDXC、MMC、microSD、SDHC、SHXC、5Gbps)
- ギガビットイーサネット
- HDMI(4K * 2k @ 60Hz)
- USB C PD(ホストへの最大100Wの電力供給)
- USB-C(充電用)
デバイス全体がアルミニウムでできているため、見た目が非常に美しく、冷却機能もある。
なおThunderbolt接続は無いが、外出先での作業に非常に便利な製品だ。最近のノートパソコンは接続性に欠けていることが多く、ACASISはその解決策になる。
USB-C 3.1は十分な速度ではあるが、より高速なThunderboltの方がデスクトップでの使用に適している。ただしThunderboltのハブの電源は、多くの場合大きくなってしまう。
価格と発売時期
キックスターターキャンペーンで、5,000ドルの目標はすでに達成されており、これを書いている時点で、資金はほぼ315,000ドルが集まり、まだ12日残っている。
1台99ドル、1TB M.2 SSDとバンドルは219ドル、2TBSSDとバンドルは349ドル。シルバーまたはブラックを選択できる。
ACASISによると、出荷は今年7月に開始される予定。これは単なる理論上の製品ではなく、実際の既存の製品であるため、この目標は少なくとも可能であるように思われる。
ただしこれはクラウドファンディングプロジェクトであり、製品やサービスが実現しないリスクは常にある。
Link: Kickstarter | ACASIS