Tiltaはソニーα1用のケージシステムを発表した。フルカメラケージ、ハーフカメラケージ、トップハンドル、ベースプレート、パワーハンドルを含むベーシック/プロキットだ。
今年の1月に発売されたソニーのα1は、8K/30fpsおよび4K/100pまでの記録機能を備えており、映像クリエーターからも注目を集めている。(レビューはこちら)
なおTiltaはソニーFX6、FX3、キヤノンEOS C70のケージシステムを発売しており、また近日中の値上げ(6月17日から実施)も発表している。
ソニーα1用Tiltaハーフケージ
Tiltaのソニーα1用ハーフケージはマウントポイントを追加するための最小限のケージだ。このハーフケージは、全体がアルミニウムでできており、わずか151gとかなり軽量だ。
ハーフケージには、1/4″-20の位置決めピンを備えた複数のマウントポイント、カメラの左側に内蔵されたNATOレール、さらに上部には追加のコールドシューマウントが装備されている。
一般的にハーフケージの底部には、アルカスイスプレートが内蔵されているが、Tiltaのソニーα1用ハーフケージには、マンフロットのクイックリリースプレートも付属している。
自分でクイックリリースプレートを取り付けたい場合は、ケージの底面に1/4″20の取り付けポイントが複数あり、さらに小さなマイナスドライバーも収納されている。
ソニーα1用Tiltaフルケージ
ソニーα1用Tiltaフルケージは、アルミニウム製で、184gとわずかに重い。またハーフケージ同様、底面にマイナスドライバーが収納でき、マンフロットのクイックリリースプレートが付いている。
右側にはARRI規格のロゼットマウントが内蔵されており、1/4″20が2つ、3/8″16が1つ、ロケートピン付きのマウントポイントがある。また、ケージの右側はNATOレールとしても機能する。
ケージの上部には、2本のハーフNATOレールと、トップハンドルを確実に取り付けるための3/8″-16マウントポイント付きのコールドシューがある。また、右側にも角度のついたコールドシューがある。
さらに、Tiltaケージの左側には、ソニーα1のグリップに合わせて、必要に応じて1/4″20のマウントポイントをいくつか追加できる。
ベーシックキットとプロキット
Tiltaは、ソニーα1用のケージに、ベーシックキットとプロキットの2つのキットを用意している。ベーシックキットの内容は以下の通り。
- ケージのトップコールドシューにネジとコールドシューを介して取り付けるクイックリリースのトップハンドル。ハンドルには、2つのコールドシューマウント、15mmロッドアダプター、複数の1/4″-20および3/8″-16マウントポイントが装備されている。
- HDMIケーブルクランプアタッチメント1個。
- カメラのHDMIポートを保護するためのHDMIオス-メスケーブル。
Proキットでは、他にもいくつかのアイテムが追加されている。
- Run/Stop付きアドバンストパワーハンドル(F570バッテリー)。このハンドルは、バッテリー持続時間を延ばす。パワーハンドルには、Run/StopケーブルとNATOレールマウントが付属しているので、カメラの左側に取り付けることができる。
- マンフロットスタイルのクイックリリースマウントを備えた15mmLWSベースプレートタイプII(TA-BSP2-15-B)1つ。ベースプレートの下部は、Tilta標準ダブテールに取り付けられている。
- 20cm15mmロッド2本。
価格と発売時期
すべての製品は現在予約注文が可能で、2〜4週間で発送が開始される予定。 Tiltaハーフカメラケージの価格は45ドル、フルカメラケージは85ドル、ベーシックキットは149ドル、プロキットの価格は435ドルとなっている。先行予約すると、10%オフになる。
Tiltaのウェブサイトはこちら。