Apple Watchにスマートフォンへの接続機能が追加され、人々がApple Watchに向かって話しかけるのを見かけるようになった。しかし、シリコンバレーのスタートアップ企業Wristcam社はApple Watchにカメラを追加した。
Wristcamは、Apple Watchにはない機能、すなわち視覚を提供すると述べている。この製品は、時計のストラップに2つのカメラを内蔵している。ストラップと2つのカメラの筐体を合わせてもわずか35gなので、持ち歩くのにそれほど重さは感じない。44mmのApple Watch 6が47.1gなのでトータルで82gとなり、それほど問題にはならないだろう。
リストカムはBluetoothで接続し、独立して充電されるので、バッテリーを消耗しない。また、iPhoneと同期しているので、撮影した映像はすべてiPhoneのギャラリーに保存される。
Wristcamのカメラ性能
フェイスタイムや自撮りに最適なカメラは、手首の回転に応じて、簡単に操作できるように配置されている。
画質は期待しない方が良いだろう。どちらのカメラもHD画質で、デフォルトは720p。外向きのカメラには8メガピクセルのセンサー、自撮り用のカメラには2メガピクセルのセンサーが搭載されている。すべての写真とビデオは、搭載された8GBのフラッシュドライブに保存され、音声は内蔵マイクを使用する。
Apple Watchとの互換性
Wristcamによると、WatchOS 6以上を搭載したすべてのApple Watchで使用可能とのこと。しかし、Apple Watch 3以前はBluetooth 4.2が使われていたが、Apple Watch 3のBluetoothはバージョン5にアップデートされている。そのため、古いモデルでは応答速度が遅くなる。WristcamはIP68規格に準拠しているので、Apple Watchの行くところは、Wristcamは追従できる。
最大の懸念は、Wristcamが監視装置として見られる可能性があることだ。スウェーデンでは、ドローンをスナイパーの道具とみなして禁止している例もある。Wristcamはこれを考慮して、撮影しているときに点灯する明るいLEDを採用した。
Wristcamは299ドルで販売されており、今すぐ購入することができる。
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