LumaTouchは、iPhoneとiPad用のビデオ編集スイートであるLumaFusionの新しいアップデートをリリースした。たくさんの新しいオーディオ機能、新しいスタビライザーなどが含まれている。
同社は、モバイルビデオのポストプロダクションアプリケーションを専門としている。LumaFusionの他にも、LumaFXアプリでモバイル向けのビデオエフェクトを提供している。
LumaFusion 3.0の新機能
LumaFusionアプリの最大のアップデートは、Lock & Load Stabilizerの搭載だ。CoreMelt社のこのプラグインは、当初はFinal Cut Pro X用に作られたが、LumaFusion 3.0用にアレンジされた。多くの高度なオプションとスタビライズテンプレートを使って、LumaFusionでスタビライズすることができるようになった。
また高度なオーディオ編集のために、新しいグラフィックイコライザーが導入された。11のバンドを備え、タイムライン上のあらゆるオーディオファイルに適用できる。不要な音を軽減したり、声を強調することができる。
サードパーティ製オーディオプラグイン
3.0のアップデートで、LumaTouchはサードパーティのオーディオエフェクトのサポートも復活させた。AUv3プラグインは、GarageBandのようなモバイルアプリケーションだけでなく、LogicやFinal Cutのようなデスクトッププログラムでも使用されるオーディオプラグインのApple規格。これらはLumaFusionでサポートされ、アプリを離れることなく使用することができる。
また、編集スイートは現在、外付けのUSB-Cドライブにも対応しており、ドライブから直接ファイルを編集することができる。また、外付けドライブに対応したカメラでビデオ映像を撮影し、それをモバイルで直接編集することも可能で、ノートパソコンなしで使用できる。
LumaFusion UIのアップグレード
新しい数値入力では、LumaFusionの多くのコントロールに正確な値を入力することができる。これまでは、タッチスクリーン上では十分な精度が得られないスライダーに限られていた。また、内蔵された電卓は、フレーム内のオブジェクトを正しく配置したり拡大縮小したりするために便利だ。
また、アプリ内のウィンドウのサイズを変更できるようになったので、特定のウィンドウを拡大することができる。多くのファイルを持っていて、できるだけ多くのファイルの概要を把握したい場合などに便利だ。
外部モニターは、iPadの画面の複製としてだけでなく、フルスクリーンの参照モニターとしても使用できる。これにより、編集したビデオを大画面でプレビューしたり、他の人に見せたりすることができる。
3.0のアップデートとその機能は、既存のLumafusion 2のユーザーには無料でアップグレードされるが、そうでない場合はApple App Storeで3,680円で入手できる。
モバイルビデオ制作とポストプロダクションがこれほど速く進化しているのを見るのは非常に魅力的だ。モバイル機器とその内蔵カメラはますます良くなり、より多くの人が高品質のコンテンツを作成できるようになる。
より詳細なアップデート情報は、LumaFusionのウェブサイトまたはアップデートビデオを参照いただきたい。
Featured image credit: LumaTouch and Anders Jildén on Unsplash