ドイツのカメラアクセサリーメーカーFoolographyは、KickstarterでUnleashed ’22を発表した。Unleashed ’18に続くアップグレード版で、フォトグラファーやビデオグラファーは、タイムラプスを簡単に作成したり、ビデオ撮影の設定やカメラのトリガーをコントロールしたり、長時間露光の撮影をしたり、写真にジオタグを付けたりすることができる。
デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラを有線または無線で操作するために、市場ではさまざまなオプションが提供されている。代表的なものは「従来型」のリモコンで、もう1つはカメラメーカーのスマートフォンアプリだ。しかし、正直なところ、大きなリモコンをカメラバッグに入れて持ち歩くのは面倒だし、カメラに付属するアプリは機能が限られていて、デザインもあまり良くない。
Foolographyというドイツのスタートアップ会社は、この2つの問題を解決する小さなドングルUnleashed ’22を発表した。
ドングルと互換性
Unleashed ’22は、デジタル一眼レフ/ミラーレスカメラのUSBまたはHDMIポートに接続するBluetoothドングル。144機種以上のカメラに対応しているが、以下はその一覧。
14×16×5.5mm、重さ5gの小型軽量のドングルをカメラに接続すると、カメラから電源が供給され、電源が入るようになっている。充電やバッテリーを用意する必要はない。
そして、AndroidまたはiOSのスマートフォンで「Unleashed App」をダウンロードするとこのデバイスのすべての機能にアクセスできる。ドングルとスマートフォンをBluetoothで接続すれば、すぐに撮影を始めることができる。
主な機能
スプラッシュ画面では、写真、ビデオ、タイムラプス、オートランプ、ギャラリーの5つの選択肢がある。
写真モードでは、シャッター、絞り、ISO、WB、画質など、カメラのすべての設定を調整したり、カメラをリモートで起動したりすることができます。
ビデオモードは、写真モードとよく似ているが、映像制作者向けに作られている。カメラの設定を調整したり、録画を開始・停止したり、カメラの状態を確認したりすることができる。また複数のデジタル一眼レフ/ミラーレスカメラを、ボタンを1回クリックするだけで、同時に起動できる。
タイムラプスとオートランプの設定は、その名の通り、タイムラプスを作成するために作られている。インターバル、プロジェクトのフレームレート、クリップの長さを設定すれば、アプリが現場に滞在する必要のある時間を教えてくれる。
なお、一度タイムラプスを開始すると、スマートフォンを常にUnleashed ’22に接続そている必要はない。スマートフォンのバッテリーが切れても、ドングルが入力した設定に従ってカメラを動かしてくれる。
また、Unleashed ’22はモーションコントロールシステムに対応しているので、ちょっとした動きのあるタイムラプスを作りたい場合にも便利だ。
更に、ギャラリーモードでは、すべての写真を見ることができる。精密な内蔵GPSジオタギングシステムにより、これらの写真をどこで撮影したかを確認することも可能だ。
大きさ、重さ、そしてバッテリーを必要としないことを考えると、タイムラプスを撮影するユーザーや、複数のカメラで撮影することが多いユーザーには、Unleashed ’22は有用な製品だ。
価格と発売時期
Unleashed ’22」は、Kickstarterで149ユーロで販売中(EU小売価格:249ユーロ)。このキャンペーンはすでに全額出資されており、11月30日まで実施される。
詳細については、foolographyのウェブサイトをご覧いただきたい。
なおクラウドファンディング・プラットフォームでプロジェクトを支援する際には、リスクを認識していただきたい。クラウドファンディング・プラットフォームの規約をよく読み、商品の配送が大幅に遅れる可能性や、商品が全く届かない場合もある。