すでに低照度のレンズとしてVoigtländer 50mm F1.2 Noktonが存在するが、更に明るい50mm F1.0バージョンが発売された。
いわゆるニフティフィフティは、バッグの中に常備しているもので、明るいレンズを使えば、光量の少ない写真も、ボケ味のあるポートレートも撮れるようになる。
コシナ(1999年以来Voigtländerブランドを支える会社)はこのたび、有名な50mm F1.2 Noktonの新バージョンVoigtländer 50mm F1.0を発表し、さらに明るくなった。
Voigtländer 50mm F1.0 Nokton
すでにF1.2という非常に速いレンズがあるのに、なぜ半段明るいレンズを発売するのかと言う疑問もあると思うが、半絞りでも、低照度下で大きな違いを生み出す。
この新しいレンズは画角47.8°、サイズはφ73.6×55.0mm、重量は484gとなっている。レンズは7群9枚構成で、前玉はGAレンズ(研削非球面)を使用している。12枚の絞り羽根により、心地よい丸みのあるボケ味を実現する。
Voigtländer 50mm F1.0 Noktonは、フルフレームのイメージセンサーに対応し、ライカMマウントと互換性のあるVMマウントを備えている。アダプターを使用することで、このレンズは他のミラーレスカメラでもうまく機能する。
このレンズには、リバーシブルの金属製レンズフードが付属し、62mmのフィルタースレッドを備えている。このレンズは完全なマニュアルレンズなので、オートフォーカスは期待できない。このレンズはF1.0の開放値なので、フォーカススキルが要求される。
ただし最短撮影距離が90cmと比較的長いのが難点ではある。
価格と発売時期
Voigtländer 50mm F1.0 Noktonは2022年1月発売予定で、フジヤカメラでは価格は205,200円で予約を受け付けている。発売は2022年1月を予定している。
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