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EIZOが編集・ポストプロダクション向けHDRモニター「 ColorEdge 27型」を発表

EIZOが編集・ポストプロダクション向けHDRモニター「 ColorEdge 27型」を発表

EIZOはColorEdge 27″ HDRモニターの新製品、解像度2560×1440のCG2700Sと、4K UHD解像度3840×2160のCG2700Xの2種類を発表した。どちらのモニターもHDRワークフローをサポートし、最大94Wの電力供給が可能なUSB Type-Cポートによるネットワーク接続を内蔵している。

良いモニターを持つことで、編集やカラーグレーディングのプロセスを容易にし、スピードアップすることができ、LG DualUp 16:18モニターはそのひとつだ。

EIZOは日本の会社で、高品質の製品を提供することでよく知られている。今回、同社は編集やポストプロダクション向けの新しいColorEdge 27″ HDRモニター2機種を発表した。

EIZO ColorEdge 27型HDRモニター

まずEIZOは、ColorEdgeシリーズに27型の10bitカラーモデル2機種を新たに投入した。それぞれ解像度と輝度が異なる。

  • EIZO CG2700Sは、解像度2560×1440の2K WQHD、輝度400cd/m2(nits)
  • EIZO CG2700Xは、4K UHD解像度3840×2160、輝度500cd/m2(nits)

EIZOによると、両モデルともHDRコンテンツを表示・編集するためのHLG(ハイブリッドログガンマ)およびPQ(知覚的量子化)カーブに対応している。ただし、両機種とも1000nitsの輝度には達していない。最適化されたガンマカーブは、SDR(スタンダードダイナミックレンジ)と比較して、人間の目が現実世界をどのように認識しているかに忠実に画像をレンダリングする。これにより、編集やカラーグレーディングで使用するHDRコンテンツを確実に表示することができる。

ColorEdge 27″ HDR monitors. Source: EIZO

両モニターは、EIZOの内蔵センサー技術とカラーマネジメントソフトウェア「ColorNavigator 7」を搭載しており、指定した時間に自動的にキャリブレーションを行うことができるため、サードパーティ製のキャリブレーション機器が不要で、長期間にわたって正確な画面を維持することができる。

EIZO ColorEdge CG2700S』『CG2700X』ともに、デジタルシネマで用いられるDCI-P3規格を98%再現し、放送で用いられるBT.2020規格に対応している。さらに、Adobe RGBの色空間を99%カバーしている。

接続性については、HDMIとDisplayPortに加え、タブレットやMacBookなどの対応ノートPCなどの接続デバイスに最大94W(CG2700X)または92W(CG2700S)の電力を供給しながら映像などのUSB信号を転送できるパワーデリバリー付きUSB-Cポートを搭載している。また、両モデルともLANポートを内蔵しており、安定したネットワーク接続が可能だ。ノートPCやデスクトップPCをUSB Type-Cで接続すれば、モニターを経由してネットワークにアクセスすることができる。

ColorEdge 27″ HDR monitors – USB-C functionality. Source: EIZO

EIZOのシンクシグナルは、映像信号に応じて入力レンジや入力カラーフォーマットなどのモニター設定を自動調整し、制作中も色設定を一定に保つことができる機能。

また、ColorEdgeの裏面にはパンチングメタルデザインを採用し、空気の流れを良くすることで内蔵ファンの騒音を抑えている。更に両機種とも、人間工学に基づいたスタンドと、軽量でマグネットによる取り付けが可能な遮光フードを付属している。

EIZO ColorEdge CG2799S、CG2700Xのその他の機能

  • 16ビットLUTからの10ビット同時表示による滑らかな階調表現(10ビット表示には10ビット出力に対応したグラフィックスボードとソフトウェアが必要。)
  • 特許技術「デジタルユニフォミティイコライザー(DUE)」による画面の均一化
  • 映像アップスケーリング時のニアレストネイバー補間機能(CG2700X)
  • DCI 4K(4096×2160)コンテンツを表示するためのDCI 4Kクロッピング機能(CG2700X)
  • 高さ(155mm)、チルト(上35°、下5°)、スイベル(344°)、ピボット(90°)の調整が可能なエルゴノミクススタンドを採用
  • メーカー5年保証(使用時間は30,000時間まで)

価格と発売時期

現在、このモニターの正確な価格については不明。EIZOによると、両モデルとも2022年春から出荷を開始する予定。Eizoのサイトはこちら

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