SUMOLIGHTは、モジュール式高出力器具であるSUMOLASERを発表した。本製品は、複数のデイライトバランススポットライトが連動し、遠方に強力な光束を投射するもの。DMXコントロールに対応した照明システムで、IP65に対応している。
ドイツのSUMOLIGHT社は、モジュール式で奇抜なデザインの照明器具を製造することで知られる。過去には、拡張可能なLEDウォール「SUMOSKY」と六角形の照明器具「SUMOMAX」をレポートした。
今回、またもや奇抜な製品を発表した。18kWのHMI照明器具に対抗し、映像・エンターテインメント業界を席巻する「SUMOLASER」が登場した。
パワフルな光線
新しいSUMOLASERは、色温度6000Kの複数の点状光源で構成される照明モジュール。各ライトは、新しいタイプのレーザーエミッターの利点を継承し、鋭い3°のビーム角を発生させ、DMXを介して個別に制御することが可能だ。
SUMOLASERのデザインは、SUMOMAXを踏襲している。7つの光源を前面194mmの六角形に配置している。同社によると、この構成で100mの距離から15万ルクスを出力できるそうで、これは相当なものだ。
サイズ・重量・デザイン
SUMOLASERは、その大きさを考えると比較的軽量と言える。確かにレーザーモジュールのサイズは204×194×192mm、重量は4.9kgだが、、この体積に加えて、ヨークマウント、コントロールボックス、スピゴット、7エンジンモジュールを合わせると、480×290×320mmの大きさになることを考慮する必要がある。
また、トラスシステムやジュニアピンとのインターフェイスを兼ねた同社のクイックリリース技術「SUMOSNAP」を活用することで、複数のモジュールをより大きなアレイにアレンジできるスケーラブルな設計となっている。なお、IP65に準拠しており、屋内外での使用に適している。
価格と発売時期
新しいSUMOLIGHT SUMOLASERの価格と入手方法について、現在のところ公式な情報はない。6月9日から11日までロサンゼルスで開催されるCine Gear Expoに参加される方は、SUMOLIGHTブース(n.930)でこの新しいライトを見ることができる。