Tiltaは、移動する車両を撮影するための車載用セルフスタビライズドアーム、ハイドラアーム・ミニを発表した。このアームは最大積載量10kgに対応し、DJI RS3 PROを含む市場で最も人気のあるジンバルに対応する。価格は9,999ドルから。
カーマウントのセットアップにより、映像制作者は非常に複雑なカメラの動きを実現することができるが、通常はそれなりの機材と専門知識が必要だ。新しいハイドラアーム・ミニをリリースすることで、同社はこの技術を扱いやすくした。
オリジナルのハイドラアームとハイドラエイリアンシステム(レビューはこちら)を基に作られたハイドラアームミニは、よりコンパクトで軽量なデザインを特徴としている。また、セットアップや使用方法もより簡単になっている。
概要
新しいTilta Hydra-Arm Miniは、車載用に特別に設計されたポータブルシネマカメラクレーンシステムで、事実上あらゆる車の屋根の上に取り付けることができ、ユーザーは他の移動する車のダイナミックな視点を達成することができる。
アームの長さは1.87mで、高さは4.5mに達する。さらに、ジンバルの重量を含め、最大10kgの耐荷重がある。これは、大型のシネマカメラを扱うプロダクションにとっては、少し制限されるかもしれない。Tilta Hydra-Arm Miniは、新しく発売されたDJI RS 3 Proのほか、RS 2、Ronin 4D、Freefly Systems Mōvi Pro、およびその他の同等のスタビライザーと互換性がある。
デザイン、サイズ、重量
このシステムは、カウンターウェイトのないデザインを採用し、重量と設置面積を減らすことに成功している。実際、Hydra-Arm Miniの総重量は70kg(カメラとジンバルを含まない)だ。
さらに、システム全体が3つのケースに収納されており、飛行機の手荷物として預けるのに便利だ(梱包寸法:100x50x40cm)。長距離を移動する大型プロダクションにとって、機材を事前に輸送する手間が省けるのは大きなメリットになる。
価格と発売時期
新しいTilta Hydra-Arm Miniの価格は、約9,999ドルから。同社はまず、7月にTiltaパートナープログラムのメンバーに対して、このシステムの出荷を開始する予定。それ以外のユーザーは、秋に発売する予定。
詳しくは、Tiltaのホームページをご覧いただきたい。