キヤノンは、RFマウントの2本の新しいフルサイズ用レンズを発表した。プライムレンズ「キヤノンRF 24mm F1.8 MACRO IS STM」とズームレンズ「キヤノンRF 15-30mm F4.5-6.3 IS STM」だ。どちらも比較的小型・軽量で、600ドルを切る価格帯となっている。
キヤノンは2つの新しいレンズを導入した。1つは専用のマクロレンズで、もう1つは15〜30mmの範囲のかなり汎用性の高い(かなり広角ではあるが)ズームレンズだ。
どちらのレンズもキヤノンのハイエンドモデルというわけではないが、かなり軽量で、値段もそれほど高くない。
キヤノンRF 24mm F1.8 MACRO IS STM
RF 24mm F1.8は、5段分の光学手ブレ補正と静かなオートフォーカスが特徴だ。動画、静止画撮影とも汎用性があり、かつコンパクトな選択肢となる。EOS Rシリーズのボディに手ブレ補正機能が搭載されている場合、上記の数値は5段から6.5段にアップする。
最短撮影距離は14cm(レンズ単体は74.4mm×63.1mm、直径×長さ)。前面フィルター装着用の52mmネジ付きで、レンズ構成は9群11枚(PMo Aspherical 1x、UD 1xを含む)。絞りは9枚の絞り羽根で構成されている。レンズ全体の重量はわずか270gだ。
レンズには、フォーカスリング、機能割り当て式コントロールリング、AF/MFスイッチ、手ぶれ補正の切り替えスイッチなどがある。
キヤノンRF 15-30mm F4.5-6.3 IS STM
もう少しリーチが必要な場合は、この新しいズームレンズが適しているが、15〜30mmなので広角寄りだ。
光学式手ブレ補正は5.5段分(ボディ内手ブレ補正と合わせると7段分)となっている。フィルタースレッドは67mmで、11群13枚(PMo Aspherical 1枚、UD 2枚を含む)のレンズが搭載されている。最短撮影距離はズーム全域で28cm。
Canon RF 24mmマクロと同じく、このレンズにもフォーカスリングがあるが、今回は専用の操作リングはない。その代わり、スイッチでリングをフォーカシングに使うか、割り当て可能な他の機能に使うかを決定する。もう一つのリングはズームの制御に使用し、最後にもう一つのスイッチで手ぶれ補正をOn/Offする。
サイズは76.6×88.4(直径×長さ)、重量は390gとなっている。
価格
両レンズとも予約受付中で、近日中に出荷予定。価格は以下の通り。
- RF 24mm F1.8 MACRO IS STM: 96,800円
- RF 15-30mm F4.5-6.3 IS STM:85,800円
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