SHAPEは、ヘビーデューティビデオ三脚の新ラインナップ「SHAPE Pro Video Tripods ST15」と「SHAPE Pro Video Tripods ST20」を発表した。同社はカナダのカメラアクセサリーメーカーで、これらの三脚システムは「撮影現場の過酷な環境に耐え、一生使えるように作られている」と述べている。
SHAPEは、カメラケージ、バッグ、サポートからフォローフォーカス、バッテリーまで、様々な映像制作のソリューションを提供している。CineDでは、10kgまでのカメラに対応する手頃な価格のフルードヘッド三脚、SHAPE SVT10Kのリリースを取り上げた。しかし、これら2つの新しいシステムは、よりハイエンドな市場に向けたもので、より重いカメラに対応するように設計されている。
SHAPE Pro ST15の主な特長
- ペイロード15kg
- 高さ調整可能範囲 78~169.5cm
- ボウル直径:100mm
- カーボンファイバー製脚部
- フルードヘッドのアルミ製ラチェットノブ
- アルミニウム製脚部クランプ
- 重量: 6.5 kg
- パンレンジ 360° (1ギア4ステップ)
- ティルトレンジ +90°/-70°(2段ギア・12段階)
- 温度範囲:-40°/+60
- バランスプレート範囲 0-60mm(クイックリリース付)
- スプレッダー フロアスプレッダー
- ハンドル シングルスパンハンドル
- 三脚部 2段
- トランスポートバッグ
SHAPE Pro ST20 主な特長
- ペイロード 20kg
- 高さ調整可能範囲 78~169.5cm
- ボウル直径:100mm
- カーボンファイバー製脚部
- フルードヘッドのアルミ製ラチェットノブ
- アルミニウム製脚部クランプ
- 重量: 7.4kg
- パンレンジ 360° (1ギア8ステップ)
- ティルトレンジ +90°/-70°(2段ギア-16ステップ)
- 温度範囲:-40°/+60
- バランスプレート範囲 0-70mm(クイックリリース付)
- スプレッダー フロアスプレッダー
- ハンドル シングルパンハンドル
- 三脚部 2段
- トランスポートバッグ
これらの三脚は、最大33ポンド(ST15)&45ポンド(ST20)までのカメラとアクセサリーを使用するビデオグラファーやカメラオペレーターのためのフルシステムだ。
どちらの三脚も、2つのカーボンファイバーステージ、ボウル径100mm、アルミニウム製脚クランプなど、全く同じ三脚を採用しているように見える。両者の違いは、ひとえにフルードヘッドの耐荷重にある。ST15は、33ポンドまでのカメラでスムーズなカウンターバランスのパンとチルトを行うことが可能。ST20は、ST15よりわずか2ポンド重く、総重量45ポンドのカメラを扱うことができる。
どちらの雲台もロック式のアルミニウム製ノブが付属し、チルトは+90°/-70°、パンは360°の範囲で使用できる。ST15のカメラプレートの可動範囲は60mm、ST20の可動範囲は70mm。
両システムの三脚は、強度、安定性、耐腐食性に優れ、かつ軽量で使いやすい。高さは78~169.5cmで、付属のフロアスプレッダーを使用すれば、ローアングルやハイアングルでの撮影が可能。また、脚は独立して調整でき、底部には滑りやすい路面にも対応するアルミスパイクを備えている。
価格と発売時期
「SHAPE ST15」「ST20」ともに、現在SHAPEのサイトにて予約受付中。SHAPE ST15は1,799.00ドル、SHAPE ST20は3,379.00ドルで販売されている。