Venus Opticsは、シネマレンズのラインアップに2倍マクロレンズ、Laowa 65mmと100mm T2.9 2X Macro APOを追加した。それぞれS35とフルフレームセンサー用に設計され、無段階絞りリングと長いフォーカススローを備えたシネマティックなハウジングを備えている。価格は599ドルから。
長年にわたり、Venus Opticsは、広角とマクロレンズのラインアップで有名になった。つい数週間前、同社はフルサイズミラーレスカメラ用の58mm F2.8 2X Ultra Macro APO写真レンズをリリースした。
今回、同社は世界初の2:1マクロシネマ・プライム65mmと100mm T2.9 2X Macro APOを発表した。
Laowa 65mmと100mm T2.9 2X Macro APO シネプライム
65mmは24.4°、100mmは26.1°とほぼ同じ画角だが、65mmはスーパー35判、100mmはフルサイズに対応する。レンズマウントは両機種とも異なる。65mmはソニーE/富士フイルムX/ニコンZ/キヤノンRFの4種類、100mmはARRI PLに加え、E/RF/EF/Lマウントのバリエーションがある。
2:1マクロレンズで、センサー上に実寸の2倍の被写体を再現することができる。同社によると、アポクロマート設計により、フォーカスが合っている部分と合っていない部分の両方で、色収差を抑えた鮮明な画像が得られる。
両焦点距離とも内蔵フォーカス機構を搭載し、無限遠にピントを合わせることができる。最短撮影距離は65mmが17cm、100mmが24.7cmとされている。
光学設計とシネマティックハウジング
当然ながら、この2本のレンズは光学系が異なる。65mmはED(超低分散)3枚を含む10群14枚構成。一方、100mmは10群12枚で、EDは2枚だ。絞り羽根の枚数も9枚(65mm)、13枚(100mm)と異なっている。
内部の違いにもかかわらず、この2つのレンズは外見上では多くのことを共有している。実際、これらのシネマティックハウジングには、フロントフィルターに対応する77mmスレッド、0.8MODのフォーカスギアとアイリスギアが含まれている。 また、2つの鏡筒にはメートル単位とインペリアル単位のフォーカスマークが記されている。
価格と発売時期
新しいLaowa 65mmと100mm T2.9 2X Macro APOシネマプライムは、予約注文を受け付けている。価格はそれぞれ599ドルおよび999ドル。両レンズともハードプロテクションケースが付属している。