SmallRigは、初のワイヤレスフォローフォーカスシステム、MagicFIZを発表した。このシステムには、フォーカスモーター、ハンドホイールコントローラー、ハンドグリップが含まれており、様々な構成が可能。動作範囲は100mとされている。ベーシックキットは299ドルで販売される。
中国のアクセサリーメーカーSmallRigは、リギングソリューションからカメラと照明のエコシステム全体へと急速に製品カテゴリーを広げている。今年になって、同社は初のCOB LEDスポットライトRC120とRC220シリーズを発表し、3種類のVロックバッテリー(50、99、155Wh)を発売した。
なお同社はすでにマニュアルフォローフォーカスアクセサリー「SmallRig Mini Follow Focus」を提供している。
SmallRig MagicFIZ の特徴
The SmallRig MagicFIZは、2.4GHzの周波数帯で動作するワイヤレスレンズコントロールシステム。同社によると、動作距離は最大100mに達し、低遅延で安定した接続を提供する。
さまざまなプリバンドルパックが用意されているが、フルワイヤレスキットは、フォーカスモーター、ハンドホイールコントローラー、ハンドグリップで構成されている。すべてのユニットはUSB-C(5-16.8V)経由で給電でき、これは同価格のTilta Nucleus Nano(ちなみにもうすぐ後継機が出る)のMicro USBインターフェースに比べて大きなアドバンテージとなる。
フォーカスモーターにはロッドクランプが内蔵されており、5ニュートンメートルの高トルク出力が謳われている(これはシネマレンズのアイリスとフォーカスを引くのに十分)ほか、専用のクイックリリース・バッテリープレートを介してNP-Fスタイルのセルで給電することが可能だ。
ハンドホイールコントローラーとハンドグリップは、一緒に使うことも、独立して複数のフォーカスモーターを制御することも可能。ハンドホイール・コントローラーは、アイリスやフォーカス距離を調整するためのコントロールノブを備えており、SmallRigによれば、最大20時間の駆動時間を提供する1400mAhのバッテリーも内蔵している。本体にはマーキングディスクが付属しており、別途追加で購入することも可能だ。
一方、ハンドグリップは交換可能なキヤノンLP-E6バッテリーを使用し、NATOクランプを介してカメラリグに取り付けることができる。ハンドホイールコントローラーと同様に、0.96インチのOLEDスクリーンを統合し、設定を表示する。
SmallRig MagicFIZは、A/Bマーカーを設定したり、選択したカメラ(ここで互換性を確認できる)のリストに対して録画開始/停止をトリガーする機能など、プロシューマーフォローフォーカスシステムに期待される高度な機能を搭載している。
価格と発売時期
SmallRig MagicFIZワイヤレスフォローフォーカスシステムは現在購入可能で、異なるプレバンドルオプションが用意されている。価格は以下の通り。
- ベーシックキット(1モーター+ハンドホイールコントローラー) – 299ドル
- ハンドグリップキット(1モーター+ハンドグリップ) – 399ドル
- 2モーターキット(2モーター+ハンドホイールコントローラ+ハンドグリップ) – 699 ドル
詳しくは、こちらのSmallRigのウェブサイトをご覧ください。
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