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フジノン25-1000mmPLマウントボックスレンズについてインタビュー
InterBEE 2022で、フジノン25-1000mm F2.8-5レンズについて、インタビューを行った。
先月、フジノンはハイエンド放送局向けのボックス型ズームレンズ、HZK25-1000mmを発表した。このレンズの特徴は、通常放送用レンズで一般的なB4マウントではなく、ネイティブのPLマウントを採用していることだ。
Inter BEE 2022で、富士フイルムのStosh Durbacz氏に、このレンズを開発した理由と今日のライブプロダクションの特別なニーズについて詳しく説明いただいた。
フジノン25-1000mm: 放送用シネマの美学
Stosh Durbacz氏によると、近年、放送局は従来の放送機器から離れ、より「シネマティックなルック」を追求する傾向にある。実際、ソニー VENICE 2やRED V-RAPTORのような大判カメラがライブイベントの撮影に採用されるケースも珍しくない。
しかし、こうしたカメラと既存のロングリーチのB4レンズの組み合わせは、アダプターを使用する必要があり、その性質上トレードオフの関係にあるのが普通だ。そこでフジノンは、ネイティブPLマウントのボックス型40倍ズームレンズを開発した。
この25-1000mmレンズは、驚異的な焦点距離とともに、F2.8-5という高速の絞りを備えている。そして最も重要なことは、広く求められている浅い被写界深度の画像をもたらすということ。
イメージサークルは28.5mmとS35サイズに対応し、1.5倍のエキスパンダーを内蔵している。ソニーVENICE 2などの大判カメラに対応する。
HZK25-1000mmは、一人で撮影するオペレーターのニーズを満たすように設計されているが、ARRIやPreston FIZのワイヤレスレンズコントロールシステムを使用して遠隔操作することも可能。さらに、Stosh氏は、リアフィルタリングシステムなどの他のアクセサリーも現在評価中であることを認めている。
価格と発売時期
フジノンHZK25-1000mmの最終価格はまだ公表していないが、同氏によると、245,000ドル程度になるはずだ。現在、2台のみ先行生産されており、最終製品は2023年3月に向けて出荷が開始される予定。
詳しくは、フジノンのホームページをご覧ください。
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Francesco Andreola
Francesco Andreola is a Milan-based filmmaker. He currently teaches the Video Technology class at the European Institute of Design (IED) in Milan. He works in the Camera Department as a camera operator and assistant.