NANLITE FS-150BとFS-200Bは、2700~6500KのCCT出力が可能な新しいバイカラーLEDスポットライトで、ボーエンズマウント、アンブレラマウント、内蔵電源、コントロールモジュール、12エフェクト、高いCRIとTLCI定格を備えている。現在、それぞれ259ドルと349ドルで販売中。
以前、FSシリーズでいくつかの昼光色LEDスポットライトを発売した後、今年、中国の照明メーカーNANLITEは、バイカラーFSラインのランプに焦点を当てた。2022年6月に発表されたFS-300Bに続き、9月には小型・軽量のFS-60Bが発表されたことは既にレポートした通りだ。
FSラインの拡張にこだわり、NANLITEは今回、Bowensマウントを備えた2つの新しいCOBスポットライト、FS-150BとFS-200Bを追加した。FS-150BとFS-200Bは、名前からもわかるように、どちらもバイカラーで、唯一の違いは最大出力だ。
NANLITE FS-150BとFS-200B
NANLITE FS-150Bの定格出力は175Wで、リフレクターなしの重量は2.3kg。より強力なFS-200Bは、定格出力220Wで、重量は2.6kg。付属のリフレクターは0.2kgとなっている。
出力強度に関しては、FS-150Bが最大26300ルクスであるのに対し、FS-200Bは最大29490ルクス(5600K、リフレクター付き、1mの距離で測定)を達成する。NANLITEは、異なるライトシェイパーを取り付け、1m、3m、5mの3種類の距離で測定した出力測定値を表にして提供している。
NANLITEは、両ライトとも演色性に関して非常に優れているとしている。CCT範囲(2700〜6500K)全体を通して、CRI平均96、TLCI平均97を実現している。CCTモードでの温度変化に関しては、ランプは2つの動作モードを備えている。
- 最大出力 – 選択されたどの温度においても、(調光位置が決まっていれば)常に最大出力を提供する。つまり、チップ全体が点灯するため、中間の温度値は両端よりも明るくなる。
- 一定出力 – CCTモードで光源温度を変更しても、出力は一定に保たれる。
すべての新しいLEDライトと同様に、NANLITE FSスポットライトには、バイカラー出力を利用した特殊効果が搭載されている。CCTループ、INTループ、フラッシュ、パルス、ストーム、TV、パパラッチ、キャンドル/ファイヤー、バッドバルブ、花火、爆発、ウェルディングの12種類のエフェクトがある。また、これら各効果を微調整できるとしている。
このライトは、電源モジュールと制御モジュールの両方をランプ本体内に搭載し、セットアップ全体をよりコンパクトにした。背面の制御インターフェースは、2つのノブ、モードボタン、オン/オフスイッチ、ステータスディスプレイで構成されている。オンボードコントロールとは別に、2.4GHzのWi-FiとBluetoothのデュアル接続にも対応しており、グループでもリモートコントローラー(WS-RC-C2)やNANLINKアプリでワイヤレスコントロールが可能なライトとなっている。ライトの背面には、将来のファームウェアアップデート用にUSBタイプAのポートが用意されている。
両ライトは低騒音ファンで冷却される。このライトは完全無音のファンレスモードも提供していますが、起動すると最大出力が15%にしかならない。
アクセサリーに関しては、FS-150BとFS-200Bの両方に、業界標準のボーエンズマウントとアンブレラマウントが付属している。そのため、NANLITEまたはサードパーティ製のモディファイアを使用して、さまざまな方法で光を形作ることができる。
価格と発売時期
NANLITE FS-150BとFS-200Bは現在発売中で、FS-150Bは259ドル、より強力なFS-200Bは349ドルで販売される。各ランプには、リフレクター、4.5mの電源ケーブル、COB保護キャップ、ユーザーマニュアルが付属している。