シグマ18-50mm F2.8 富士フイルムカメラ用レンズレビュー
シグマ 18-50mm F2.8は間もなく発売されるが、CineDでは事前にこのレンズをテストすることができたのでレポートする。
日本は再びその美しい顔を見せてくれている。今回、私たちは紅葉に彩られたこの国の美しさを、リラックスして、そして幸せな気持ちで満喫することができた。そこで、CineD初となる「瞑想ビデオ」を作てみた。どうぞ、8Kのディスプレイでお楽しみください。
まず最初に、シグマ18-50mm F2.8レンズはすでにソニー Eとライカ/パナソニック/シグマ L-マウント用に発売されている。個人的には、これまでこのレンズで仕事をする機会がなかったが、ユーザーからのフィードバックは全体的に非常にポジティブなようだ。
このレンズが富士フイルムの X マウントに適合しているのを見て興味をそそられた。フルサイズ カメラの 24-70mm レンズの焦点距離とほぼ同等の焦点距離だからだ(正確には27.4-76.2mm)。
このレンズのレビューのために、私は2022年のカメラオブザイヤーの富士フイルムX-H2を選んた。上のビデオに映っているものはすべて、最小限の機材で撮影している。日本では、公園(入場料が必要)や神社などの場所では、混雑時に三脚の使用を制限することがあるので、すべて手持ちで撮影するか、Smartta SliderMiniに接続し、手持ちのGitzoボールヘッド(床やベンチに置くのに最適)と一緒に撮影することにした。こうすることで、私が望むイメージを手に入れることができた。
OK, back to the SIGMA 18-50mm f2.8 lens review
レンズのシャープネス
SIGMA 18-50mm F2.8 for FUJIFILM Xマウントレンズは開放F2.8一定で、さすがに開放ではエッジが柔らかくなる。
チャートを拡大して詳しく見ると、以下のように、世の中の多くのレンズと同様に、絞りを絞るにつれてエッジのシャープさが良くなっている。
フォーカスブリージング
フォーカスブリージングは、非常によくコントロールされているようだ。下の画像をクリックすると拡大表示される。フレームに何の変化もない。
パーフォーカルレンズなのか?
このレンズがパーフォーカルになるように設計されているかというとそうでもないのだが、実際にはレンズの焦点距離全体で非常によくフォーカスされている。
露出補正
富士フイルムの他の多くのレンズと同様に、このレンズも露出が変わらないはずなのに「露出が変わってしまう」という現象に悩まされた。これはレンズの問題ではなく、富士フイルムのカメラの問題であると私は考えている。
クローズフォーカス
このレンズでとても気に入っていることのひとつに、被写体に極端に近づいてもピントが合うということがある。ワイド側で10cm、ズーム側で30cmの近接撮影が可能で、美しいクローズフォーカスの画像を得ることができる。
色収差について
上の動画で分かるように、全体として、非常によくコントロールされている。
まとめ
SIGMA 18-50mmレンズは、携帯性にも優れたレンズだ。しかし、もう1ミリ大きくするとレンズが大きく重くなるだろう。それに、最小限の機材で快適に作業ができること、カメラとレンズがミニスライダーにすっぽり収まることで、ストレスなく撮影ができるようになる。細かいところでは、レンズの前面にマットな質感でレンズの仕様を刻んでいるのが印象的だ。このレンズとフィルターを併用することで、白飛びを軽減することができる。
X-H2での8K撮影はとても楽しく、もし依頼された仕事であれば、非常にシャープな画像であるため、画像を柔らかくするためにフィルターを追加しただろう。
撮影メモ
- カメラ 富士フイルム X-H2、8K/24p、ProRes HQ、F-Log2
- CFexpressカード。Anglebird AV PRO、2TB B
- レンズ:SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN Contemporary Lens for FUJIFILM X
- スライダー スマートタ・スライダーミニ2
- ボール雲台:ジッツオ GH1382TQD
- フィルター NiSIスイフトVND
- 編集:Adobe Premiere Pro最新版にて
- カラー:fylm.ai LUTビルダー