Tiltaは、DJI Ronin RS2、RS3、RS3 Proジンバル用の基本リンググリップのアップデート版、ティルタ基本リンググリップ・プラスを発表した。前バージョンと比較して、この新しいバージョンは、より小さく、新しいマグネシウムとアルミニウムの合金のおかげで、より軽くなっている。また、既存のアクセサリーと互換性がある。
2020年にDJIがRS 2ジンバルをリリースしたとき、Tiltaはジンバルを最大限に活用し、その機能を拡張するためのアクセサリー全体を発表した。そして2022年6月、DJIは自動軸ロックやジンバルをコントロールする1.8″OLEDタッチスクリーンディスプレイなどの興味深い新機能を備えたRS 3とRS 3 Proジンバルをリリースした。
つまり、DJI RS 3はRS 2と同様のフォームファクターを持ち、RS 3 Proはアームが長くなり、LiDARレンジファインダーシステムをサポートしている。RS 2用のアクセサリーのほとんどがRS 3/3 Proと互換性がある。Tiltaは、既存のDJIシリーズのアクセサリーとの一貫性を保ちつつ、Basic Ring Gripを新素材と小型のフォームファクターでアップグレードした。
Tilta Basic Ring Grip Plus: 特徴
Tilta Basic Ring Grip Plusは、Basic RingとBasic Ring Advancedを置き換えたものだ。しかし、コンセプトと機能は2つのバージョンで類似している。
ベーシックリンググリッププラスは、ジンバルの重量を腕に均等に分散させるのに役立つ。より広いグリップが得られるので、全体的な安定性を高めることができる。また、ジンバルリングは、モニター、サードパーティの電力供給ソリューション、ワイヤレスビデオトランスミッターなど、追加のアクセサリーをマウントすることができる。
ハンドヘルドジンバルにアクセサリーを追加すると重くなるので、このようなリングがあると重量配分に役立つ。最後に、EasyRigのようなサポートシステムを使用する場合は、必需品となる。
Tilta Basic Ring Grip Plusの仕様は、前モデルと同じだが、ここで簡単に説明する。
- DJI RS 2/3/3 Proのバッテリーがリングに電力を供給する。すべてのケーブルがリングの内側に配線されているため、「ケーブルフリー」設計となっている。
- 標準の両側ハンドルは、柔らかいシリコンカバーにアップグレードされ、”防汗、滑り止め、快適な操作性 “を提供する。
- 2本の足が付いているので、地面やテーブルの上に置いて休憩することも可能。
- Tiltaのリモコンハンドル、レンズコントロールハンドル、Vロック、ゴールドマウントバッテリープレート等と後方互換性がある。
Tilta Basic Ring Grip Plusは61x40x10cmに対して51x57x13cmと少し小さくなり、重量も先代の2.08kgに対して1.27kgと軽くなっている。
価格と発売時期
Basic Ring Grip Plusは、前バージョンと同価格の239ドルで販売中。また、Tilta Remote Control Handleにワイヤレスコントロールレシーバーを加えたControl Kitバージョンも339ドルで販売されている。
詳しくは、こちらのTiltaのウェブサイトをご覧ください。