映像やメディアをクラウド上でアップロード/トランスコード/共有できるコンテンツマネジメントシステムのAlteonは、メディアのアップロード速度を最大化するWindows/Mac対応デスクトップアプリ「Accelerator」をリリースした。このアプリは、インターネットスピードの能力をフルに発揮し、最大5TBまでの映像をアップロードすることができる。
Alteonはアメリカの会社で、メディアのクラウドストレージ市場において、比較的「新しい」会社だ。Alteon.ioは2020年に設立され、2021年に稼働を開始した。では、Alteonは何をしている会社で、例えばframe.ioやMASVといった老舗とどう違うのだろうか?
コンテンツマネジメントシステム「Alteon」
Alteonは、コンテンツクリエイターや映像制作者向けに特化したコンテンツマネジメントシステムです。簡単に言うと、映像をクラウドにアップロードして整理したり、チームで共有したり、コラボレーターに映像をリクエストしたりすることができる。また、Alteonはバックエンドで映像を自動的にトランスコードしてProxyファイルを作成するので、より迅速に作業を行うことができる。
ファイルをAlteonにアップロードすると、チームやクライアントが編集や映像にコメントを追加できる。さらにファイルを保護したい場合は、クライアントやチームメンバーにリンクを送信する前にパスワードで保護することもできる。
最後に、ワークフローをスピードアップするために、クラウドに直接アップロードできるAdobe Premiere ProとFinal Cut Proのエクステンションが用意されている。
Alteon Accelerator – アップロードの高速化
Alteon Acceleratorは、映像をより速くアップロードするために設計されたWindowsおよびMacのデスクトップアプリ。実際、Acceleratorは最大限のインターネット速度の可能性を解き放つ。また、RAW映像を含むファイルや映像を最大5TBまで配信することができる。
Alteon Acceleratorは、インターネット接続の限界を押し上げる技術であるIBM Asperaを搭載している。映像がAlteonにアップロードされると、RAW映像も含め、あらゆるアセットのプロキシファイルを自動的に生成する。
価格と発売時期
Alteon Acceleratorは現在発売中で、同社のウェブサイトから無料でダウンロードすることができる。また、Alteonではいくつかのプランが用意されている。
- 10GBのストレージを無料で利用できるベーシック。
- 月額11.97ドル、年間129.28ドルで250GBのストレージを利用できるStandard。
- 1TBのストレージを持つPremiumは、さらに必要な場合はアップグレードすることも可能。月額36.94ドル、1年で398.95ドル。
直接比較すると、Alteon Standardプランは、frame.ioのProプラン(月額15ドル)よりもリーズナブルな価格設定となっている。しかし、frame.ioのTeamプランは25ドルなので、Alteon Premiumよりも安価となる。