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IRIXがマグネット式フィルターマウント付き軽量マットボックス「IRIX Matte Box IQ」を発売

IRIXがマグネット式フィルターマウント付き軽量マットボックス「IRIX Matte Box IQ」を発売

IRIXは、軽量でコンパクトなマットボックス「Matte Box IQ」を発表した。前面直径95mmのレンズにネイティブにフィットし、前面直径52-86mmのレンズにも対応し、同社のマグネットフィルターシステムとペアで使用できるように設計されている。

IBC 2022では、レンズメーカーのIRIXが、150mm T3.0 Macroシネマプライムの改良版と軽量マットボックスのプロトタイプを展示した。後者は現在、正式に導入されており、市場で最も手頃な価格のひとつだ。

IRIX Matte Box IQは、SmallRigのMiniMini Pro、Mini Lite Matte Boxや、Tilta Mini Matte Boxなどの製品に対抗する。

IRIXマットボックスIQ:特徴

IRIX Matte Box IQは、ABS樹脂とカーボンファイバーを混合して作られた軽量なマットボックス(195g)だ。このアクセサリーは、不要な反射を最小限に抑えるためにマットブラック仕上げを特徴とし、フレアを取り除くのに役立つトップカーボンファイバーフレンチフラッグを一体化している。また、かなりコンパクトで持ち運びに便利(187x142x55mm)なので、ジンバルの使用にはむしろ便利なソリューションと言えるだろう。

IRIX Matte Box IQ. Image credit: IRIX
IRIX Matte Box IQ. Image credit: IRIX

この製品の最大の売りは、MMS(Magnetic Mount System)と呼ばれる同社のマグネットフィルターシステムに対応していること。このフィルターマウントソリューションは、IRIXのシネマレンズの前面にすでに組み込まれているため、目新しいものではない。しかし、多くのユーザーがMMSシステムの恩恵を受けられるように、マウントはレンズからマットボックスに移された。残念ながら、マットボックスは業界標準の4×5.65インチフィルターを受け付けないので、これは大きな欠点だと思われる。

The accessory mounted on IRIX 21mm T1.5 cinema lens. Image credit: IRIX
The accessory mounted on IRIX 21mm T1.5 cinema lens. Image credit: IRIX

マグネティックマウントシステムのフィルターは現在、VND(2~5段)、UV、CPLに加え、ND(ND4、ND8、ND16、ND32、ND64)一式を含んでいる。これらはマットボックス(またはIRIXレンズ)の前面にマグネットで取り付けられ、重ねて使用することができる。

52-86mm adapter rings. Image credit: IRIX
52-86mm adapter rings. Image credit: IRIX

マットボックスはクランプ式で、フロント径95mmのレンズにネイティブに対応する。ただし、オプションで前面直径52mmから86mmまでのレンズに対応するアダプターリングも用意されている。なお、フルサイズカメラに装着した15mmレンズとの組み合わせでは、ケラレが発生しないとしている。

IRIX Matte Box IQ on Sony mirrorless camera. Image credit: IRIX
IRIX Matte Box IQ on Sony mirrorless camera. Image credit: IRIX

価格と発売時期

新型IRIX Matte Box IQは、現在メーカーサイトより購入可能。マットボックスの価格は80ドルで、追加のアダプターリングはそれぞれ13.45ドルで別途購入できる。

詳しくは、こちらのIRIXのホームページをご覧ください。

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