タムロンは、新しい富士フイルム Xマウント用ズームレンズ「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」を開発すると発表した。このレンズは、すでにソニーEマウントカメラ用として発売されているが、APS-Cサイズのイメージセンサーをカバーする。開放F値はF2.8と一定で、動画撮影に便利な静粛性の高いRXDステッピングモーターを搭載している。
タムロンは2021年に富士フイルム Xマウントレンズの発売を開始したが、ズームレンズの開発に力を入れているようだ。昨年発売された「タムロン 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」は、手ブレ補正機能を内蔵した手頃で汎用性の高い一本となっている。
超広角のタムロン11-20mm F/2.8 Di III-A RXDは、現在APS-CのソニーEマウントミラーレスカメラ用に発売されているレンズで、新しいレンズではなないが、すでに17-70mmのユーザーで、風景や不動産など超広角のコンテンツを撮影する場合、11-20mmを追加することは非常に有用だ。
タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD for 富士フイルム Xマウント
タムロン 11-20mm F/2.8 Di III-A RXD(コードネーム:B060)は、開放F値2.8一定の超広角ズームレンズ。このレンズはAPS-Cセンサーをカバーし(16.5-30mmフルサイズ相当)、ソニーEマウントと同様に比較的コンパクトで軽量になる予定だ。
ソニーEマウント版との共通点は以下の通り。
- 最短撮影距離15cm(11mm時)。
- 防滴構造で、前玉にはフッ素コーティングが施され、保護とクリーニングが可能。
- 内部にはRXD(Rapid eXtra-silent stepping Drive)ステッピングモーターを搭載し、写真と動画の両モードで高速かつ静粛なAF性能を実現する。
現時点での情報は以上だが、レンズ設計は両バージョンでかなり似ており、67mmフロントフィルターねじのような他の項目も同様であろうと推測される。
価格と発売時期
富士フイルムXマウントカメラ用タムロン11-20mm F/2.8は、2023年春に発売される予定。正式な価格情報はまだないが、ソニーEマウント版は79,200円で販売されており、おおよその見当ができる。
詳しくは、こちらのタムロンのホームページをご覧ください。