Viltrox DC-550は、広視野角の1920×1080 1200nitsスクリーン、サンシェードフード、HDMI入出力、3D LUTを取り込むためのSDスロット、3.5mmヘッドホンジャックなどを備えた新しい5.5″オンカメラモニタだ。Proバージョンは、4つのカスタムボタンとサイドの特大ノブの上にタッチスクリーンインターフェイスを搭載している。価格は201.60ドルから。
中国に本拠を置くViltrox社はカメラアクセサリーを専門としているが、最近はレンズに力を入れている。先月、Viltrox社はフルフレーム1.33xアナモフィックプライムのセットをリリースしたばかりで、CineDではレビューした。それ以外にも、Viltroxはライト、カメラケージ、モニターも提供している。モニターといえば、Viltroxは最近、有望なピーク輝度を持つ新しいモデルをリリースした。
Viltrox モニター「DC-550」
DC-550は、かなりコンパクトで軽量なオンカメラモニターだ。5.5″、1920×1080の液晶画面、178°の視野角、1200:1のコントラスト、1200nits(cd/m2)の輝度が特徴。このモニターには2つのバージョンがある。
- Viltrox DC-550 – 標準バージョンは、モニター側面のボタンとダイヤルのみで操作可能。側面には4つのカスタムボタンと特大のノブがある。
- Viltrox DC-550 Pro – Proバージョンは、タッチスクリーンインターフェースを搭載し、(ボタンとノブに加え)すべての設定を制御することが可能。タッチスクリーンはマルチタッチにも対応しており、画像のピンチイン/アウト、ズームエリアの移動などが可能になっている。
HDMI機能
Viltrox DC-550モニターは、最大4K 30Hz(UHDおよびDCI 4K信号、いずれも24/25/30fps)までのHDMI 1.4信号入力に対応しています。また、HDMI1.4ループアウトポートを装備しており、HD信号を他の機器に送信することが可能。このモニターは、カスタム3D LUTのインポートやファームウェアのアップグレードが可能なSDカードスロットと3.5mmヘッドホンジャックを装備している。
モニタリング補助機能
そのほか、RGBパレード、波形、ベクトルグラフ、輝度ヒストグラム、フォーカスピーキング、オーディオコラム、イメージフリップ、フォールスカラーなどの機能を搭載する。Viltrox社では、Rec.709 3D LUTを内蔵しており、歪みや色かぶりのない正確なカラーモニタリングが可能だとしている。
Viltrox DC-550のパワーマネージメント
電源管理に関しては、モニターへの電源供給は3つの方法がある。
- 5V 3AパワーバンクまたはUSBパワーブリックを介したUSB-C電源供給
- NP-Fバッテリーパックをモニター背面のバッテリープレートに搭載
- DC-IN 12-18Vベアレルコネクター
モニターは、明るい環境での撮影時に役立つ便利なクリップオンポップアップサンシェードフードを持っており、また折りたたんだときに画面の保護として機能する。モニター全体の重量は280gで、その寸法は165 x 91 x 28.5mm 。モニターには通気口があり、アクティブ冷却が可能になっている。
価格と発売時期
Viltrox DC-550モニターは、Viltroxオンラインストアで現在販売中。タッチスクリーンなしの通常版は201.60ドル、タッチスクリーン搭載のPro版は237.60ドルで販売されている。送料は含まれていないようだ。また、住んでいる場所によっては、輸入税が発生する可能性がある。
Viltroxは、モニターに豊富な付属品を同梱している。サンシェードフード付きのモニターの上に、コールドシュースイベルマウント、HDMIケーブルとUSB-Cケーブル、収納ボックス、そしてNP-F550バッテリー1個までが同梱されている。