AlteonがCamera-to-Cloud All-in-One Media Hubを発表
クリエイターのための総合コンテンツ管理システムAlteonは、アップロード、保存、トランスコード、共有、コメント、アーカイブなど、すべてを行うことができる、カメラ・トゥー・クラウドのオールインワンソリューションを紹介した。アップロード、保存、トランスコード、共有、コメント、アーカイブなど、すべてを行うことができるオールインワンソリューションだ。NAB2023でAlteonのMatt Cimaglia氏にインタビューし、同社のMedia Hubと競合製品と比較して何が違うのかを説明してもらった。
AlteonはNAB 2023に2年目の出展で、NAB Showから「Product of the Year 2023」賞を受賞している。
Alteon Media Hubの特徴
競合プロバイダーと比較して、Alteon Media Hubは独立系クリエイターを対象としている。多くの設定や統合を行う必要がなく、その日のうちにサインアップして完全にプラットフォームを利用することができる。
カメラ・ツー・クラウドについては、同社はすでにiOSアプリを提供しており、すべての録画が自動的にクラウドにプッシュさ れるようになっている。今後数ヶ月のうちに、AlteonはTeradekとの統合をリリースし、Teradekのカメラ・ツー・クラウド対応デバイスに接続されたあらゆるカメラからのクラウドアップロードを可能にする予定だ。
ソフトウェア統合
ソフトウェア面では、すでにFinal Cut ProとAdobe Premiere Proとの統合が可能だ。今年後半には、DaVinci Resolveとの統合もリリースされる予定。これらの編集アプリの統合は、プラグインではなく、アプリの一部であるかのように見えるようにプログラムされている。
Alteonは、ファイルをトランスコードする際に、クラウドの力を使ってコンピュータを解放している。トランスコード中も、コンピュータのリソースをすべて使用することなく、通常通りコンピュータを使用することができる。
ファイル対応
Media Hubは、Blackmagic RAWのようなRAWフォーマットのトランスコードも可能。ProRes RAWのサポートも2023年夏に登場する。年末には、ARRIRAWのサポートもリリースされる予定だ。
RAWのサポート以外では、Proxyワークフローもサポートさ れる。これは、エディターやディレクター、クライアントと共同作業を行うコンテンツクリエイターから要望の高かった機能だ。
価格について
alteon.ioの無料アカウントにサインアップすると、10GBの付属ストレージでサービスを利用することができる。より多くのストレージが必要な場合は、月額12ドルを支払って250GBのストレージを使用することができる。
無料アカウントでも有料アカウントでも、iPhoneアプリやNLEとの連携は常に利用可能だ。ユーザーにとって、機能アクセスや機能面での差はない。唯一の違いは、ストレージの量のみとなっている。
ストレージの階層は、オンラインストレージが1テラバイトあたり月額25ドルから、アーカイブストレージが1テラバイトあたり月額6ドルとなっている。
alteon.ioにアクセスして無料アカウントに登録し、より多くの容量が必要な場合はアップグレードすることで、Media Hubの使用を開始できる。
オールインワンのMedia Hubの詳細については、メーカーのWebサイトで確認することができる。