シグマは、ソニーEおよびライカLフルサイズミラーレスカメラ用の世界初の14mm F1.4超広角レンズを発表した。SIGMA 14mm F1.4 DG DN Artは、天体写真家を念頭に置いて設計されており、現在198,000円で予約注文を受け付けている。
昨年、SIGMAのプレミアムArtレンズシリーズに、ソニーEとライカLマウントのミラーレスカメラ用に設計された2本の広角プライムレンズ、20mmと24mm F1.4 DG DN Artが追加された。
そして今、シグマは、天体写真愛好家や風景や建築に適した、より広い14mm F1.4を導入する。
SIGMA 14mm F1.4 DG DN Art – 特徴
SIGMA 14mm F1.4 DG DN Artは、ソニーEマウントまたはライカLマウントのフルサイズミラーレスカメラに対応する超広角のプライムレンズだ。非常に明るく、天体写真や低照度下での撮影に特化して設計されている。フルサイズセンサーとの組み合わせで、114°の視野を実現する。
F1.4の絞りは9枚羽根で、レンズ鏡筒にはクリック操作とクリック解除操作の両方に対応した物理的な絞りリングがあり、動画撮影時に虹彩引きを行うことができるようになっている。
レンズの背面には、リアフィルターを収納するためのフィルターホルダーを装備。ロック式フロントキャップの内側に2枚まで収納可能だ。また、鏡筒の前面には小さな隆起があり、ヒートストリップが誤ってレンズの前に落ちて、ナイトショットやタイムラプスのシーケンスを台無しにする可能性を防ぐことができる。
最後に、このレンズは、正確で静かだと謳われているHLA(High-Response Linear Actuator)オートフォーカスモーターを搭載している。さらに、レンズ鏡筒にあるマニュアルフォーカスロックスイッチにより、レンズをマニュアルフォーカスモードにロックすることができ、意図しないフォーカス距離の変化を避けることができる。
物理設計と光学設計
サイズは約10.14×14.99cm、重量は約1.170g、三脚カラーは取り外し可能で、防塵・防滴設計となっている。過酷な環境下での撮影でも安心できる。
光学設計は15群19枚で、SLD(特殊低歪曲)1枚、FLD(低分散)3枚、非球面3枚で構成される。色収差、コマ収差、ゴースト、フレアを抑え、中心から周辺部までシャープな描写を実現する。また、このレンズは30cm/11.8インチまでの近接撮影が可能だ。
価格と発売時期
新しいSIGMA 14mm F1.4 DG DN Artは、198,000円で予約販売中。6月末に向けて発売される予定だ。
詳細については、こちらのSIGMAのウェブサイトをご覧ください。