Wooden Camera Elite Accessory System for ARRI ALEXA 35には、3ピースモジュラートッププレート、2枚のサイドプレート、ARCAベースプレート、トップハンドルなどが含まれている。2,612ドルで、このシステムは多くの便利なマウントポイントとデザイン機能を提供する。
ARRI ALEXA 35は、最近発表された新しいシネマカメラの中で最もエキサイティングなカメラの一つだと思う。およそ1年前に発表されたこのカメラは、4.6K解像度の全く新しいALEV 4イメージセンサーを搭載している。発表当時、私たちはARRIのプロダクトマネージャーであるショーン・ドゥーリー氏への45分にわたるインタビューを掲載し、重要な機能やスペックについて説明した。
その直後、CineDオフィスにレビュー用のユニットを受け取り、ラボテストと実写でもこのカメラを試した。驚くなかれ、ALEXA 35はダイナミックレンジの面で新たなリーダー的存在となった。
撮影現場でのARRI ALEXA 35のエルゴノミクスを向上させるため、カメラには様々なアクセサリーを装備することができる。ARRI独自のアクセサリーに加え、多数のサードパーティメーカーもアクセサリーを開発している。最近、ALEXA 35用のアクセサリーシステムを発表した会社のひとつが、米国に拠点を置くWooden Camera社だ。
ARRI ALEXA 35用 Wooden Camera Eliteアクセサリーシステム
Wooden Cameraのいわゆるエリートアクセサリーシステムの主な3つのコンポーネントは、トッププレート、サイドプレート、ベースプレートだ。以前、NABでWooden CameraのソニーVENICE 2とRialto 2用エリートアクセサリーシステムについてのインタビュービデオを公開した。
トッププレートは、モジュール式の3ピース設計で、ARRIやサードパーティ製アクセサリーと組み合わせて複数のコンフィギュレーションが可能だ。プレートのネジパターンにより、ロッドブラケットやその他のアクセサリーをカメラボディのどこにでも取り付けることができる。また、プレートにはカメラのファン用の正確なカットアウトが施されている。
2つのサイドレールは、ALEXA 35の側面に直接取り付けることができる。各サイドプレートには、DLCコーティングされたステンレススチール製ロゼット、薄型の前方向き3/8″-16マウントポイント、スイングアウトテープフック付きセンサー平面マーク(距離測定や正確なFocusbugマウント用)、いくつかの追加マウントスレッドなどが装備されている。
ARCAベースプレートは、どのブリッジプレートとも互換性があり、レンズセンターで薄型のデザインだ。レジストレーションクリックシステムのおかげで、カメラは再マウントしてもバランスを保っている。
さらに、Wooden Cameraには、グリップ力を高め、マウントの可能性を広げるために、超ロングカーブデザインのトップハンドルが付属している。また、グリップにはカラーリングが施されており、カメラを素早く識別することができる。(例:赤のリングはA-CAM、緑のリングはB-CAMなど)。
価格と発売時期
ALEXA 35用エリートアクセサリーシステム一式は現在入手可能。価格は2,612ドル(ヨーロッパでは約2,500ユーロ+付加価値税)で、以下のコンポーネントが含まれている:
- Base Plate System (ALEXA 35)
- Side Rail System (ALEXA 35)
- Top Plate System (ALEXA 35)
- Handle Adaptor Kit for CCH-5
- Accessory Kit for PDM-1
- Ultra Handle System (Universal 3/8″-16)
- Antenna Relocation Bracket
各コンポーネントは単品でも購入できる。例えば、ベースプレートまたはトッププレートは各548ドル、サイドプレートは269ドル(L+Rのペア)で販売されている。