FXLIONは、有名なVマウントバッテリーNANOシリーズのアップグレードバージョン、NANOワイヤレスを発表した。前モデルと同様に、50Whから150Whまでの容量の3つのモデルが用意されている。その名の通り、これらの新しいバッテリーはワイヤレス充電器を内蔵しており、スマホを充電することができる。
50WhのFXLION NANO ONE Vマウントバッテリーは2019年6月に発売され、コンパクトなフォームファクターと多用途な電源入出力ポートのおかげで、映像制作者やコンテンツクリエイターの間で非常に人気があった。その後、同社は同じフォームファクターを維持しながら、バッテリーの深さだけを増やし、より大きな容量を持つNANO TWOとNANO THREEモデルをリリースした。
そして、大成功を収めた製品を改良するために振り出しに戻るのは、企業にとって常に難しいことだ。FXLIONはNANOバッテリーの新バージョン、NANOワイヤレスを発表した。
FXLION NANOワイヤレス – 特徴
FXLION NANOワイヤレスのラインナップは、前世代と同様、NANO ONEワイヤレス、NANO TWOワイヤレス、NANO THREEワイヤレスの3モデルで構成されている。3つのVマウントバッテリーはいずれも、以下のような同様の機能を備えている:
- 14.8V Vマウントバッテリー。
- NANO ONE wirelessは、D-Tap出力×1、USB-C電源入出力ポート×1、USB-A出力×1、マイクロUSB電源入力×1を備える。
- NANO ONE wirelessのサイズは10.1×7.2×3.9cm、重量は330g。
- NANO TWO wirelessとNANO THREE wirelessは、2つのD-Tap出力、1つのUSB-C電源入出力ポート、1つのUSB-A出力を備えている。
- NANO TWO wirelessのサイズは10.3×7.4×5.9cm、重量は540g/19.04oz。
- NANO THREE wirelessのサイズは10.3×7.4×7.7cm(4.05×2.91×0.03インチ)で、重量は780g。
- USB-Cポートの最大出力は60Wで、最大負荷は前世代の20V/2.2Aから20A/3Vになった。専用のVマウントバッテリー充電器がなくても、USB-Cポート経由で充電できる。
- バッテリーの前には小さなLCDスクリーンがあり、異なる電源出力のバッテリー残量と負荷が表示される。また、バッテリー残量を示す4段階のLEDインジケーターもある。
- 過電流、過充電、過放電、過加熱から保護する保護回路を内蔵。
- バッテリーは-20°Cから55°Cの温度範囲で動作可能。
お分かりのように、NANOワイヤレスの外観は前モデルと似ており、同じ電源出力ポートを備えている。主な改良点は、USB-C電源入出力ポート周辺だ。
FXLION NANO wirelessは、その名の通りワイヤレス充電器を内蔵している。この充電器はフロントパネルにあり、最大出力15Wでスマホを充電できる。
価格と発売時期
バッテリーは現在出荷中(B&HとCVPの購入リンクが入荷次第、記事を更新する予定)。価格は、NANO ONE wirelessが189ドル、NANO TWO wirelessが269ドル、NANO THREEが375ドル。
新しいLXLIONワイヤレス・バッテリーの在庫と価格に関する追加情報が入り次第、この記事を更新する予定。
詳しくはFXLIONのウェブサイトをご覧ください。