Wooden Cameraは、SmallHD Smart 5シリーズモニター専用に設計された新しいモニターヒンジを4種類リリースした。モニターヒンジは1/4″-20ネジと位置決めピンでモニターに取り付けられ、モデルによっては15mmロッド、3/8″-16ネジとARRI位置決めピン、1/4″-20ネジとキヤノンアクセサリーマウント、またはARCAスイスプレートでカメラに取り付けられる。
SmallHD Smart 5シリーズは2022年9月に発売されたモニターで、Indie 5、Cine 5、Ultra 5の3つのモデルで構成されている。これらのハイエンドオンカメラモニターは、HDMI入出力ポート、3G-SDI入出力ポート、1,000~3,000nitsの最大輝度を備えている。また、すべてのSmart 5シリーズモニターは、同社の最新のPageOS 5オペレーティングシステムを搭載している。このオペレーティングシステムは、私が今日までモニターで見つけた中で、最も使いやすいユーザーインターフェースのひとつで、より充実したモニタリングツールを備えている。
しかし、私がSmallHD Smart 5シリーズのモニターでいつも奇妙にデザインされていると感じるのは、マウントポイントだ。確かに、すべてのモニターには、SmallHD独自の位置決めピンを備えた1/4″-20マウントポイントが底面と左右に少なくとも1つあり、これは最近導入されたARRIの1/4″-20ピンロックインターフェースとは異なる。しかし、その設計上、SmallHD Smart 5シリーズ用の適切なモニターマウント(カメラリグに取り付けた際に不要な動きを避けるためのSmallHD独自の位置決めピン付き)で、モニターの各種入出力ポートに干渉しないものを見つけるのは困難だ。
この問題を解決するため、SmallHDの隣に位置するCreative Solutions傘下のWooden Cameraは、SmallHD Smart 5シリーズ専用に設計された新しいモニターヒンジのラインナップをリリースした。
SmallHD Smart 5シリーズ用 Wooden Cameraモニターヒンジ – 特徴
Wooden Cameraのモニターヒンジの根元には、同社が「交換用アーム」として販売しているものがある。基本的には、1/4″-20ネジと2本の正しい間隔の位置決めピンでモニターに取り付け、15mmのLWSロッドでカメラやアクセサリーマウントに取り付けるアルミ製のモニターマウントだ。SmallHD Smart 5シリーズには全方向に位置決めピンがあるため、モニターヒンジを自分に合った方法で取り付けることができる。最後に、モニターの底面にも側面にも問題なく取り付けることができる。
また、Wooden Cameraは3種類の15mmロッドアダプターを開発した:
- ARRI位置決めピン付き3/8″-16バージョン。
- Wooden Camera RED KOMODOトップマウント用に設計されたARCAバージョン。
- そして、1/4″-20スクリューとキヤノンアクセサリーマウントを備えたキヤノンCシリーズバージョン。
このモニターヒンジの良いところは、SmallHD Smart 5シリーズモニターの入出力ポートを塞がない角度設計になっていることだ。お分かりの通り、ネジでモニターの傾斜角度を調整できるだけで、回転させることはできない。しかし、この15mmのロッドデザインは、重量のあるソニーNP-Fスタイルバッテリー2本、またはV-Lockバッテリーをモニター背面に取り付けて電源を供給した場合でも、モニターを安全に固定することができるはずだ。
価格と発売時期
SmallHD Smart 5シリーズモニター用のWooden Cameraモニターヒンジ全4モデルを各85ドルで販売中。
詳しくはWooden Cameraのウェブサイトをご覧ください。