ライカは、新しいハイエンド広角プライムレンズ「Super-APO-Summicron-SL 21mm F2 ASPH」を発表した。このLマウントレンズは、フルサイズイメージセンサーをカバーし、デュアルシンクロドライブAFシステムを採用し、高速で静かなAF性能を実現し、アポクロマートレンズであるため、色にじみや色収差がよく抑えられている。
ライカズミクロン-SL APOレンズシリーズは、Lマウントカメラで入手できる最高のプライムレンズのひとつだ。2023年2月、ライカはより手頃な価格のズミクロン-SL 35mmと50mm F2 ASPHを発表した。
ライカは、APO-Summicron-SL 28/35/50/75と90mm F2 ASPHに続いて、同社初の広角APOプライムレンズであるSuper-APO-Summicron-SL 21mm F2 ASPHを追加した。
ライカ Super-APO-Summicron-SL 21mm F2 ASPH – 特徴
ライカSuper-APO-Summicron-SL 21mm F2 ASPHは、73×102mm/2.9×2.9mmで、シリーズの他のレンズと同じサイズだ。しかし、重量は789gと他のレンズより若干重い。この21mm Lマウントレンズはフルサイズセンサーに対応している。
レンズ内にはデュアルシンクロドライブオートフォーカスシステムが搭載されており、写真やビデオ撮影に最適だ。正確で高速かつ静かなオートフォーカス性能を提供する。しかし、お分かりの通り、このレンズにはオートフォーカススイッチがないため、カメラ内でオートフォーカスの設定を変更する必要がある。
レンズ構成
Super-APO-Summicron-SL 21mm F2 ASPHのレンズ構成は、非球面レンズ3枚を含む11群14枚。ライカによると、これはフルサイズイメージセンサーをカバーする世界初の21mm広角APOプライムレンズである。アポクロマートレンズなので、画像の色収差やカラーフリンジをほぼ抑えることができるだろう。
このレンズは外部レンズにAquaDura疎水性コーティングが施されており、水や埃をはじき、レンズのクリーニングを容易にする。フロントフィルター径は67mmで、最短撮影距離は21cm/8.26inとなっている。
価格と発売時期
ライカ Super-APO-Summicron-SL 21mm F2 ASPHは5,495ドルで発売中。
詳細はライカのウェブサイトをご覧ください。