日本を代表する三脚メーカーであるLibecは、東京に新しい本社と工場を完成させた。
Libecは、カメラサポートメーカーとして市場をリードする企業のひとつであり、新しい本社と製造施設を開設することで成長を続けている。同社の歴史は1951年、東京・豊島区で写真用三脚の製造・販売を開始したことに遡る。その4年後、事業拡大に伴い平和精機工業を設立した。ビデオサポートブランドとして知られる「Libec」を設立したのは1995年のことで、その後、LA(2006年)とシンガポール(2017年)に販売子会社を、台湾(2007年)にも製造子会社を設立した。CineDでは、PTZカメラ用のLX-ePed台座やミラーレスカメラ用のHSシリーズ75mmボウルフルード三脚雲台など、この日本ブランドの新作を数多く取り上げてきた。
Libecはプロフェッショナル向けの三脚とフルード雲台の製造を開始したが、その拡大によりスライダー、トラッキングレール、ドリー、リモート雲台などの新製品が追加された。彼らの成長と評判が、新しい本社施設を含む最近の拡張につながった。
Libec創立100周年に向けた新たな一歩
Libecの山口 宏一社長は、複雑で不透明な時代にこのような決断を下すことの難しさを認識していた。とはいえ、この決断はLibecのコアバリューのひとつに合致している。
同社は、この新しい施設は生産効率を向上させ、倉庫に新しい機能を追加し、各部門間の相乗効果の開発を促進すると述べている。
「カメラサポートのグローバルブランドとして、これまで当社を育ててくれた映像・放送業界、そして日本の製造業に貢献できるよう、全社一丸となって大きな一歩を踏み出す決意です。」
山口 宏一社長口 宏一社長
今回の事業拡大は、2051年の創業100周年に向けた新たな一歩であり、同社が常に追求してきたイノベーションとカスタマーケアを支えるものだ。