アメリカのZacuto社は、ソニーBURANO用のZ-Finderフレームを発表した。このフレームは、カメラのLCDスクリーンに直接取り付けることができ、コントロールボタンを塞がず、レバーを1回動かすだけでタッチスクリーンに素早くアクセスできる。また、Z-Finder Pro 2.5倍ルーペをお持ちでない方には、キットも発売時期となっている。
ソニーBURANOは2023年9月に発表され、すでに予約開始時期となっているが、出荷開始は2024年春となる。一言で言えば、この印象的なコンパクトカメラは、最大30fpsの8Kと120fpsの4Kで撮影でき、800と3200のデュアルネイティブISOを持ち、ソニーFX6/FX9と同じオートフォーカス機能を備え、そして最も重要なことは、NDフィルターとボディ内手ブレ補正(IBIS)を内蔵した初のシネマカメラであるということだ。ソニーへの独占インタビューでは、ソニーBURANOについてさらに詳しく知ることができる。
ソニーBURANO LCDルーペ
ソニーBURANOには、3.5インチのタッチスクリーン液晶モニターが搭載されている。このモニターには、ディスプレイの周囲に複数の物理ボタンとコントロールジョイスティックがあり、メニューのナビゲーションを簡単に行うことができる。このLCDは、カメラのオートフォーカス機能とタッチフォーカスもコントロールできる。
CineDのニノは、ロンドンのパインウッドスタジオで行われた発表会で、ソニーBURANOで撮影する機会を得た。彼が気づいたように、液晶画面に付属するルーペはミラーデザインで、モニターに横向きに取り付けられており、上に跳ね上げることができない。つまり、タッチフォーカス機能を使うにはルーペを外さなければならず、特に一人での撮影を想定して設計されたカメラとしては、撮影現場では最速ではない。
ソニーBURANO用Zacuto Z-ファインダー
Zacutoは、より迅速かつ簡単に、またモニターを前後に反転させる手間を省くために、ソニーBURANO専用に設計されたZ-Finderフレームをリリースした。Zacutoによると、”このフレームは、ソニーのモニターの機構にスライドさせ、ヒンジを使って所定の位置にロックする。”とのことだ。
Z-Finderフレームを液晶画面に取り付けたら、あとはZacuto Z-Finder 2.5倍ルーペをクリップで留めるだけだ。フレーム下部には赤いレバーがあり、ルーペを反転させてタッチスクリーンに素早くアクセスできる。ルーペが不要な場合は、フレーム全体を取り外すことなく、スナップで取り外すことができる。
Zacutoは、Z-FinderがソニーのLCD用マウントアームと干渉しないと述べている。Zacuto Z-Finderを使用したことがない場合、開口部は40mmで、視度範囲は付属のレンズ/エクステンダーフレームで-4から0まで調整でき、市場で最高の曇り止めコーティングが施されている。
価格と発売時期
ソニーBURANO用Z-Finderフレームは、250ユーロ/237,50ドルで発売時期予約受付中。また、Z-Finder 2.5倍ルーペとのキットも594ユーロ/565.25ドルで発売時期が決定している。両製品とも2024年初頭に出荷が開始される予定だ。Zacutoの常として、非電子製品には生涯保証が付いている。
詳細については、こちらのZacutoのウェブサイトをご覧ください。