スウェーデンのYouTuberでインフルエンサーのPeter Lindgrenは、自身の会社Prime Gearのもと、バッテリーのスペシャリストJupioと提携し、Tri-Chargeバッテリーチャージャーとメモリーカードホルダーという興味深い製品を発表した。このUSB-C充電器は、最大3つのバッテリーを同時に充電することができ、本体背面には複数のSD/microSD/CFexpress Type A/Bメモリーカードスロットがあり、メディアを保存することができる。発売時には、ソニー、ニコン、キヤノンのユーザー向けに3つのモデルが用意される。
デジタル一眼レフカメラやミラーレスカメラのバッテリーの “問題点 “のひとつは、例えばVマウント/ゴールドマウントバッテリーと比べて、カメラに付属している純正バッテリーチャージャーでは複数のバッテリーを同時に充電できないことが多いことだ。
もちろん、私がレビューしたFxlion PL-SP40やSWIT LC-D421のような他の充電器を使うこともできるし、これは今日まで、オフィスに戻ったときに私がよく使うバッテリー充電器だ。これらの選択肢はどちらも素晴らしいが、かなりかさばり、毎日の冒険でバックパックに入れて持ち運ぶことは想定されていない。
この問題を解決するために、スウェーデンのYouTuberピーター・リンドグレーンは、中国のメーカーJupioと共同でコンパクトなUSB-Cバッテリー充電器「Tri-Charge」を開発した。
Jupio x Prime Gear Tri-Chargeの特徴
Jupio x Prime Gear Tri-Chargeは、率直に言って、DJIのドローン用充電器にインスパイアされたバッテリーホルダー兼バッテリー充電器だ。私はDJIバッテリーチャージャーの大ファンであり、Tri-Chargeは「なぜ今まで誰も考えつかなかったのか」というカテゴリーに入る。
Jupio x Prime Gear Tri-Chargeは、ソニーNP-FZ100、ニコンEN-EL15、キヤノンLP-E6バッテリーの3種類から選べる。トライチャージの重量は約173g/6.1ozで、プラスチック製だ。
ケースの前面には、各バッテリースロットの下にバッテリーの状態を示す4段階のLEDゲージがある。Tri-Chargeの右側にはUSB-C電源入力ポートがあり、左側にはUSB-C電源出力ポートがある。同社によると、「3つのバッテリーはそれぞれ700mAの充電電流で同時に充電され」、USB-C出力ポートは最大2アンペアの充電速度を実現する。
Tri-Chargeの底面には、8つのメモリーカードスロットがある:SD用3つ、microSD用2つ、ソニー用はCFexpress Type A用3つ、キヤノン/ニコン用はCFexpress Type B用3つ。メモリーカードスロットには、有名な「クリック」機能があり、カードがどこにも行かないことを確認できる。
価格と発売時期
Jupio x Prime Gear Tri-Chargeは99ユーロ/108ドルで予約受付中で、今月末までには出荷が開始される予定だ。
詳細はプライムギアのウェブサイトをご覧ください。