ドイツの照明モディファイヤー専門メーカーDoPchoiceが、2×1 LEDパネル用の興味深いインフレータブル照明モディファイヤー「SNAPBAG AIRGLOW」を発表した。このモディファイアは、45°の角度で2層のディフュージョンを通して光をバウンスすることで、小さな設置面積でブックライトスタイルの照明を再現するように設計されている。
その前に、ブック・ライティングをご存じない方のために簡単に紹介しよう。簡単に説明すると、ブックライティングはハードライトをバウンスボードでバウンスさせ、そのバウンス光をディフュージョンパネルやシルクで拡散させる。これは、ハード光源を2段階で修正し、影の少ない非常にソフトな光を作り出すものだ。ブックライティングは通常、インタビューやクローズアップなどの撮影に適している。ブックライティングとコーブライティングの主な違いは、最近ロジャー・ディーキンスのお気に入りのひとつである、ブックライティングは一般的に2層のディフュージョンを通過する1つのフィクスチャーを使用するため、光のこぼれをコントロールするのが難しいことだ。対照的に、コーブ照明は1つの拡散層を通して複数の照明を使う。
本題に戻ると、ブックライティングは通常かなり多くの機材を必要とするため、セットアップに時間がかかり、微調整が必要な場合にも時間がかかる。最近、Lightbridgeと提携してSnapbridgeをリリースした後、DoPchoiceはもう一つのユニークなライティング・モディファイア、SNAPBAG AIRGLOWを開発した。
DoPchoice SNAPBAG AIRGLOW – 特徴
Creamsource Vortex8/Vortex8 Soft、Litepanels Gemini 2×1などの2×1 LEDパネルと互換性のあるライティングモディファイアだ。
SNAPBAG AIRGLOWはかなり大きなライティング・モディファイアで、付属の空気ポンプで膨らませる必要がある。AIRGLOWはライトに取り付けた状態でも、取り外した状態でも膨らませたり縮めたりできる。
SNAPBAG AIRGLOWをライトに取り付けるには、ライトの角度を90°にし、モディファイヤーをフィクスチャーの上に置き、バックルを取り付けるだけでよい。
SNAPBAG AIRGLOWのコンセプトはソフトボックスとは異なる。実際、SNAPBAG AIRGLOWの場合、LEDライトの光束は45°に角度をつけた最初の背面の壁に当たり、その後前面のディフューザーに当たる。
後ろの壁には、ウルトラバウンス、ハードシルバー、ブリーチ、無漂白モスリンなど、求めるルックに応じて複数のファブリックから選ぶことができる。前面には、クォーター、ハーフ、マジッククロスを追加できる。さらに、光のこぼれをコントロールするSNAPGRID 40°もある。
価格と発売時期
現在、DoPchoice SNAPBAG AIRGLOWの価格や在庫に関する情報はない。しかし、今週末にロンドンで開催されるBSC Expoのスタンド#133で展示される予定だ。
詳細はDoPchoiceのウェブサイトをご覧ください。