Laowaは、フルフレームミラーレスカメラ用の新しいZero-D(ゼロディストーション)レンズ、Laowa 10mm F/2.8 Zero-D FFを発表した。この超広角プライムレンズは、ソニーEマウントおよびニコンZマウントカメラ用の同社初のオートフォーカスレンズでもある。このレンズはキヤノンRFとライカLマウントカメラ用もあるが、マニュアルレンズのみだ。
最近、Super35イメージセンサーをカバーする28-55mm T2.9と50-100mm T2.9の1.5倍絞りのLaowa Nanomorph ZOOMが発表されたが、Laowaは早くも新しいレンズを発表した!
今回、同社は写真撮影の原点に立ち返り、フルサイズ用レンズであると同時に、初のオートフォーカス用レンズを発表した。Laowa 10mm F/2.8 Zero-D FFだ。
Laowa 10mm F/2.8 Zero-D FF – 特徴
Laowa 10mm F/2.8 Zero-D FFはコンパクトな超広角レンズで、長さはわずか70.8mm/2.79″、重量は420g/0.925ポンドとなっている。このレンズはフルフレームイメージセンサーをカバーし、4種類のレンズマウントが用意されている:
- ソニーEマウントとニコンZマウント:どちらのバージョンにもオートフォーカス機能がある。
- キヤノンRFマウントとライカLマウントは、マニュアルフォーカスのみ。
レンズにはレンズフードが付属しており、取り外してフロントフィルターを装着することができる。ソニーEとニコンZのバージョンでは、レンズ鏡筒にAF/MFスイッチがある。
その名前が示すように、このレンズはLaowaの超広角レンズ「Zero-D」ラインナップの一部で、Zero Distortionの略である。これらのレンズでは、魚眼効果は得られず、ラインはまっすぐなままだ。
Laowaはすでに11mm、14mm、15mmなど様々なZero-Dレンズを持っており、この種の直線的なレンズは、例えば不動産、空撮、室内映像などを撮影する際に素晴らしい選択肢であることが証明されている。
さらに、前述の通り、ソニーとニコンのバージョンはLaowa初のオートフォーカスレンズであり、さらに初のオートフォーカスZero-Dレンズでもある。AFバージョンはカメラと通信できるため、絞りリングがなく、ミラーレスカメラの絞りダイヤルで直接絞りを調整できる。
レンズ構成
Laowa 10mm F/2.8 Zero-D FFのレンズ設計は、2枚の非球面レンズと3枚のEDレンズを含む9群15枚で構成されている。絞り絞りは5枚羽根だが、マニュアルフォーカス用には14枚羽根バージョンも用意されている。5枚羽根の絞りには、見栄えの良い10点サンスターが得られるという利点がある。
10mm F/2.8 Zero-D FFの最短撮影距離はわずか12cm/4.72″と驚くほど近い。また、フィルター径は77mmだ。
価格と発売時期
Laowa 10mm F/2.8 Zero-D FFは予約注文が可能で、3月中旬に799ドル/816ユーロで出荷が開始される。
詳細については、Laowaのウェブサイトをご覧ください。