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富士フイルムインタビュー - X100VI、シネマカメラ、グローバルシャッターなど

CineDは横浜で開催されているCP+に足を運び、富士フィルムの五十嵐佑樹氏(事業部長)と渡邊淳氏(商品企画部長)にインタビューし、新しいX100VIやシネマカメラの可能性などについて聞く機会を得た。以下がそのインタビューだ。

X Summit Tokyo 2024は、富士フイルムユーザーに、今春のファームウェアアップデートによる新機能の追加や第5世代カメラの改良といった朗報をもたらした。しかし、今回のサミットの核心は、従来機ユーザーにとって待望のX100VIの発表だった。

新しいFUJIFILM X100VIには2つのバージョンがある。Image by: CineD

富士フイルムX100VI

新型富士フイルムX100VIは、前モデルを愛用し、アップデートを熱望していた写真家の期待を高めた。五十嵐さんが説明してくれたように、X100VIは画質に妥協したくない写真愛好家、アナログカメラのエルゴノミクスを愛するフィルムカメラユーザー、そして若いユーザーやガジェット好きの個人まで、幅広い層をターゲットにしている。X100VIは、かなり「ファッショナブル」なカメラとみなされている。

初代X100Vの人気と需要の高さは、その限られた供給量と相まって、垂涎の的となった。それは中古市場でも明らかで、元値を超える価格で取引されることもある。これに対して富士フイルムは、新型X100VIに対する市場の需要に応えるため、生産能力を倍増させた。実際、富士フイルムはこのモデルの生産を中国に移し、同じ品質を維持しながら生産能力を倍増させている。

富士フイルムX100VI限定モデル。画像提供:CineD CineD

ジョニーがインタビューで指摘しているように、同社が内蔵NDフィルターとIBISを同じカメラに組み合わせたのはこれが初めてだ。渡邊氏は、X100VIがレンズ固定式のシステムカメラであるため、NDフィルターを最小化して小型化を保ちつつ、両方の機能を搭載できることが、これを可能にした利点だと言う。しかし、メカニカルシャッターを搭載したレンズ交換式システムでは、カメラのサイズやスペースがないため、実装はより難しいだろう。

未来への展望

X100VIとGFX100 IIに搭載されているReala Aceフィルムシミュレーションは、この記事で紹介したように、2024年夏にはすべての第5世代カメラに搭載される予定だ。

新型X100VIを手にする五十嵐氏と渡邊氏 – Image by: CineD

富士フイルムのシネマカメラの可能性について、同社は現在のところ計画していない。しかし、同社の新しいカメラによるビデオ分野での進歩やアップデートを見ると、この状況は変わるかもしれない。我々の最近のアンケートからわかるように、富士フィルムユーザーはいつかこのようなカメラを見たいと思っている。

最後に、富士フィルムは常に新しい技術、例えばグローバルシャッターに目を向け、研究していると語った。同社は今年もオーストラリアのシドニーでサミットを計画し、新製品を発表する予定だ。今後も注目していきたい!

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